
アマゾンはAWSデータセンター責任者のクリス・フォンダーハー氏の突然の退任を認めた
トッド・ビショップ著

クラウド大手の巨大なデータセンターネットワークを監督してきたアマゾンウェブサービス幹部が、何の説明もなく突然姿を消した。
アマゾンは火曜日、GeekWireの問い合わせに対し、同社に13年近く在籍していたクリス・ボンダーハー氏の退職を認めた。
シアトルを拠点とするヴォンダーハール氏は、LinkedInのプロフィールによると、「AWSグローバルデータセンター群の設計、計画、建設、運用」を担当していた。コメントを求めるメッセージを彼に送った。
アマゾンの従業員が社内ディレクトリから彼の姿が消えていることに気づいたことで、彼の退任が明らかになった。本日早朝時点では、発表は行われていなかった。同社は、ヴォンダーハー氏の退任の経緯や後任の計画について、その後の質問に直ちに回答しなかった。
ニュースメディア「インサイダー」はかつて、長年AWSのCEOを務めたアンディ・ジャシー氏がアマゾンのCEOに昇格した後、ジャシー氏の後継者候補リストに「ダークホース」候補としてヴォンダーハー氏を挙げていた。ジャシー氏はその後、アマゾンがクラウド事業の統括にタブロー・ソフトウェアの元CEO、アダム・セリプスキー氏を呼び戻すこととなった。
元AWS幹部のチャーリー・ベル氏がAWSを退社しマイクロソフトに移籍するという2021年8月のCRNの記事によると、ヴォンダーハール氏はAWSインフラサービス担当副社長のプラサド・カリャナラマン氏に報告していたという。
ヴォンダーハール氏の退任のニュースは、今日早朝、元シアトルの起業家エイミー・ネルソン氏によって最初にTikTokに投稿された。ネルソン氏の夫で元AWS不動産マネージャーのカールトン・ネルソン氏は、一連のデータセンター不動産取引をめぐる長期にわたる(しかし最近縮小された)紛争でアマゾンから訴えられていた。