
サウスパークの「Nosulus Rift」を体験: 仮想現実のおならはゲームの未来か?
トッド・ビショップ著

答えはノーです。バーチャルリアリティのオナラはゲームの未来ではありません。でも、匂い全般はどうでしょう?確かに可能性はあります。
シアトルで開催されたPAX West 2016で「Nosulus Rift」を体験するために列に並んだ後の私の結論はこうでした。そう、私はこのために列に並んだのです。ユービーアイソフトが開発したこの実物大のプロトタイプは、顔に装着すると、オナラを模倣した悪臭を放ち、近日発売予定のゲーム「サウスパーク:ザ・フラクチャード・バット・ホール」の特定の動きと連動します。その動きの一つは「Fartkour(ファートクール)」と呼ばれ、ニューキッドがオナラの力を使って壁をよじ登る様子に由来しています。
私がこの体験に参加したことを後悔しているのと同じくらい、あなたもこのストーリーをクリックしたことを後悔していますか?

当然の疑問に答えると、確かにその匂いはひどいもので、長時間太陽の下に放置された硫黄とほろ苦いチョコレートが混ざったような匂いでした。
「サウスパーク」シリーズの完璧なコンパニオンとして、Ubisoftは本作を大いに楽しんでいます。もしかしたら、ゲームパブリッシャー兼デベロッパーが公開したこのパロディー動画を見ればわかるように、やりすぎかもしれません。
このデバイスは、香りのついたカプセルを加熱し、ノズルから空気を鼻に直接吹き出すことで機能します。PAX WestのブースにいたUbisoftの担当者は、これを「ビデオゲームの未来」と冗談めかして呼んでいましたが、実際にはイベントで注目を集め、面白い写真を撮るためのマーケティング戦略であり、実際に製品化される予定はありません。
とはいえ、非常に特殊な匂いを届ける手段として、この手法が非常に効果的だったことは確かです。もしかしたら、効果がありすぎたかもしれません。では、VRゲームメーカーが良い匂いを使った同様のことをやってみてもいいのではないでしょうか?例えば、21世紀のSmell-O-Visionのように。
その間、私はこの出来事を全て忘れようと全力を尽くします。あなたにもその努力がうまくいくよう、心から祈っています。