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不動産スタートアップのCurbioがシアトルに進出、住宅改修プロジェクトの迅速化を目指す

不動産スタートアップのCurbioがシアトルに進出、住宅改修プロジェクトの迅速化を目指す

ナット・レヴィ

Curbio のプロジェクト ダッシュボード。(Curbio Photo)

ある日、また別の不動産テクノロジーのスタートアップがシアトルにやって来ました。

Curbioの共同創業者、マット・シーガル氏。(Curbio Photo)

今回は「市場で唯一のターンキー方式で売却前のリノベーションを行うテクノロジー企業」を自称するCurbioです。このスタートアップ企業は、不動産業者と提携し、住宅所有者が売却準備を進めている住宅のリノベーションを行う、認可を受けたゼネコンです。同社はリノベーションのプロセスを最初から最後まで一貫して担当し、売主は売却が完了するまで費用を支払う必要がありません。

Curbioは現在17の市場でサービスを提供しており、シアトルへの進出は西海岸への初の進出となります。同社はシアトルで現地のプロジェクトマネージャーを雇用し、現地の代理店や下請け業者と連携していきます。近々、サンフランシスコ、ポートランド、ロサンゼルスでもサービスを開始する予定です。

Curbioは、同社のテクノロジープラットフォームにより、他社よりも60%早く改修プロジェクトを完了できると主張しています。このテクノロジーは、見積りの作成、資材の調達、プロジェクト管理など、プロセスの主要部分を効率化します。

「これは、従来、不動産業者と住宅所有者にプロジェクトの管理、資材の選定、下請業者に期限厳守を迫る負担を強いてきた、販売前の住宅改修に対する全く新しいアプローチです」と、マーケティング担当副社長のリッキー・ロジャーズ氏は述べた。

Curbioの共同創業者リック・ラドマン氏。(Curbio Photo)

ワシントンD.C.に拠点を置く同社は、8月にシリーズAラウンドで700万ドルを調達しました。この資金は、シアトルをはじめとする全米市場への事業拡大の原動力となりました。同社は75名以上の従業員を擁し、これまでの資金調達総額は1,360万ドルに達しています。

シアトルは、イノベーションのリーダーとしての地位と住宅価格の高騰により、不動産テクノロジーの温床となっています。この地域には、ZillowやRedfinといった大手企業に加え、Flyhomes、Blokable、Loftiumといったスタートアップ企業が拠点を置いています。先週には、Yコンビネーター卒業生のZeroDownがシアトルに小規模なオフィスを開設しました。サンフランシスコ以外では初となります。