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マイクロソフトはGoogleの1週間以内に機械学習ツールキットをオープンソース化

マイクロソフトはGoogleの1週間以内に機械学習ツールキットをオープンソース化

ジェームズ・リズリー

マイクロソフト DMTKマイクロソフトは、機械学習を開発者にとってオープンソースの選択肢にするという、ますます広がる動きに加わりました。同社は本日、機械学習ツールキット「DMTK」をGitHubで公開し、世界中の開発者が利用できるようにしたと発表しました。

DMTK(Distributed Machine Learning Toolkit)は、Microsoft Asia Research Labから提供され、開発者が機械学習プログラムを容易に拡張できるサーバーベースのフレームワークを備えています。このツールキットには、Microsoftが開発した2つのアルゴリズムも含まれています。これらのアルゴリズムは、様々なタスク向けにコンピューターを迅速にトレーニングするためのものです。

このニュースは、Googleがコンピューターベースのニューラルネットワークとのインターフェースとなる共通ツールセットの構築を目指し、機械学習システムをオープンソース化したわずか数日後に発表された。Facebookも今年初めにディープラーニングシステムをオープンソース化した。

各社は、成長を続ける機械学習市場において自社のシステムを主導的な地位に押し上げるべく、研究者やクリエイターとの足掛かりを築こうとしている。Googleは、メールへの返信を迅速化するSmart Replyシステムなど、消費者志向の面で現状ではより魅力的かもしれない。Facebookも、制限コンテンツの検出やデジタルアシスタントプログラムの改良などに機械学習を活用している可能性がある。しかし、Microsoftは現時点で開発者にとってより魅力的であり、Azureをクラウド上で機械学習プログラムをホストする最適な場所として開放している。