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F5ネットワークスはクラウド移行を継続するため、従業員の5%にあたる230人を削減する。

F5ネットワークスはクラウド移行を継続するため、従業員の5%にあたる230人を削減する。

ナット・レヴィ

F5ネットワークスの社長兼CEO、フランソワ・ロコ・ドヌー氏。(F5の写真)

F5ネットワークスは水曜日、会社の長期的な方向性の転換を継続する中で、第3四半期決算の一環として一連の人員削減を発表した。

同社は、主に米国のIT、製品開発、営業サポート、マーケティング組織で約230人の人員削減を行っている。投資家との電話会議で、CEOのフランソワ・ロコ・ドヌー氏は、リストラと称するこの動きはコスト削減が目的ではなく、同社のクラウドコンピューティングへのより大規模な移行の一環であると述べた。

「F5がマルチクラウド・アプリケーションのリーダーへと移行することに、私たちは非常に注力しています」とロコ・ドヌー氏は電話会議で述べた。「その結果、将来にとってそれほど重要ではないレガシーシステムへの支出が一部発生しています。」

F5は、依然として大規模な採用活動を行っていると指摘した。同社の求人サイトでは、主に製品開発と営業の分野で340以上の求人が掲載されている。

同社のウェブサイトによれば、F5は世界中で4,475人の従業員を雇用している。

F5は昨年9月に非公開の数の人員削減を行ったが、同社は当時、これは会社の成長分野にリソースを集中させる一環だと説明していた。

このニュースは、同社がウォール街の予想を上回る5億4,200万ドルの売上高と1億5,000万ドルの利益を発表した同日に発表された。F5の株価は、第3四半期の決算発表を受けて、時間外取引でわずかに下落している。

シアトルに本社を置く同社は、オンプレミスのデータセンター向けに設計されたネットワークおよびアプリケーション配信製品の専門知識により注目を集めましたが、最近ではデータセンターを構築する企業は減少しており、現在もデータセンターを運営している企業も重要なワークロードを Amazon Web Services や Microsoft Azure などのクラウドプロバイダーに移行しています。

同社は近年、パブリッククラウドやハイブリッドクラウド戦略を実行している顧客向けに、よりクラウドに重点を置いたソフトウェアソリューション、具体的にはアプリケーション配信サービスの提供へとシフトしています。