
検索大手のAmazon Echoの挑戦者、Google Homeを初見
ジェームズ・リズリー著

Googleは本日、Google I/OにてAmazon Echoの競合製品となるGoogle Homeを発表しました。Echoと同様に、このスマートスピーカーはスマートホームデバイスと接続し、音声検索機能を備え、もちろん音楽再生も可能です。
このデバイスは、Google版Alexaとも言える新しいGoogleアシスタントを搭載しています。Google Nowの先を行く機能ですが、Androidベースのアシスタントよりも進化しており、ユーザーがAIとより会話的に対話できるようになっています。「『ジャングル・ブック』は面白い?」と尋ねた後で「あの映画はどこで見られる?」と尋ねれば、アシスタントは「あの映画」が『ジャングル・ブック』であることを理解します。
Google Home自体は、有線式の縦型スピーカーという点でEchoに似ています。しかし、Echoが洗練された黒い円筒形であるのに対し、Homeはより有機的な外観の白い塊です。

しかし、より大きな違いはマルチルーム対応です。ユーザーは家中に複数のHomeデバイスを設置でき、ChromecastやChromecast Audioデバイスとも連携できます。つまり、Homeにテレビで何かを再生するように指示できるのです。
Homeは今秋発売予定で、価格は非公開です。Googleは開発者に対し、システムとの連携方法について検討を開始するよう求めています。発売当初は、電球やサーモスタットといったスマートホームデバイスと連携します。姉妹会社のNestはHomeと深く連携しますが、他のデバイスも連携するはずです。
Googleは将来、他のデバイスとの連携を計画しており、デバイスからレストランの予約や花の購入を音声で行えるようにする予定です。この機能はAmazonがEchoの発売以来、徐々に開発を進めてきたものですが、開発者が新たな方法を考案するにつれて、両デバイスで普及していく可能性が高いでしょう。
Google Homeは、AmazonのAlexaサービスが2年足らず前に導入されて以来、初の強力な競合製品です。Apple、Microsoft、Googleはいずれも音声アシスタントを提供していますが、現在はモバイルデバイスのみでの利用に限られています。今後、より多くのスマートセンサーやデバイスが市場に投入されるようになるにつれ、据え置き型で常時接続のデバイスの威力は革命的なものとなる可能性があります。
更新: この投稿は、Google Home に関する当初の噂から更新され、デバイスの実際の詳細が追加されました。