
NFL、NCAAシーズンが近づく中、ハイテク・フットボールヘルメットのスタートアップVicisがさらなる資金を調達
テイラー・ソパー著

シアトルのスタートアップ企業であるVicisは、ハイテクなフットボールヘルメットの生産を強化し、資金調達を続けている。
同社は本日、転換社債により120万ドルの追加調達を行ったと発表した。1月にも同社債で400万ドルを調達している。設立4年の同社は現在、調達総額が約3,000万ドルに達しており、投資家には元NFL選手やバイオテクノロジー業界のベテランなどが含まれる。
GeekWireが今月初めに報じたように、Vicis社は今秋、NFLとNCAAのフットボールチームに1,500ドルのZERO1ヘルメットを供給開始する準備を進めています。このヘルメットは、脳震盪を引き起こすと考えられる衝撃を緩和するために設計された独自のアウターシェル素材を採用しています。これらのチームは、春季練習やオフシーズンの活動でもこのヘルメットを使用しています。
Vicisは2014年にワシントン大学から独立しました。CEOのDave Marver氏は、CTOのPer Reinhall氏、ワシントン大学機械工学部長、最高医療責任者のSamuel Browd氏、ワシントン大学工学准教授のJonathan Posner氏とともに同社を設立しました。
「私たちがさらなる進歩を見せ、リスクを軽減し、商業化に近づくにつれて、より多くの資金が必要となり、より大規模で経験豊富な投資家を引き付けるようになりました」とマーバー氏はGeekWireに語った。「しかし、医療界とフットボール界からの投資家による継続的な支援は、これまでずっと続いてきました。」
マーバー氏は、同社の投資家は「コンタクトスポーツをする子供たちを支援することに非常に熱心だ」と付け加えた。現在、VicisはNFLとNCAAチームに焦点を当てているが、今後2年以内にユースリーグにもヘルメットを提供する予定だ。さらに、同社はフットボール以外の分野でも積極的なプロジェクトを進めている。
Vicisは現在50名の従業員を擁し、最近シアトルに生産施設を開設しました。また、同社は安全装備協会(SICE)から認証を取得しており、同社のヘルメットは全米運動競技用具規格運営委員会(NOCSAE)のフットボール用ヘルメット性能基準を満たしていることが認められています。