
クアルコム、Windows 10対応の新Snapdragon 835プロセッサを発表
トッド・ビショップ著

ラスベガス — クアルコムは本日、幅広く使用されているSnapdragonモバイルプロセッサラインの最新バージョンを発表し、MicrosoftのWindows 10オペレーティングシステムのフルバージョンを実行するものも含め、新しいクラスのデバイスの基盤を築きました。
「これはアスタリスク付きの Windows 10 ではありません」と、クアルコムの製品管理担当上級副社長、キース・クレシン氏は、今日の午後、コンシューマー・エレクトロニクス・ショーを前に当地で行われたメディアブリーフィングで Snapdragon 835 を発表し、約束した。
これは、マイクロソフトとそのパートナーが、Snapdragon やその他の ARM プロセッサ向けに Windows 8 の簡易版を提供しようとしたが、ほとんど成功しなかった過去の取り組みに言及したものだった。
マイクロソフトとクアルコムは先月、Windows 10のフルバージョンをARMプロセッサに提供する計画を発表しました。これは、Windowsを新たなクラスのデバイスに拡張するための広範な取り組みの一環です。マイクロソフトはエミュレーション技術を活用し、Adobe Photoshop、Microsoft Officeなど、数多くのx86 Win32アプリをARM版Windows 10で実行できるようにします。
クアルコムとサムスンは11月にSnapdragon 835を発表したが、新しいプロセッサに関する重要な詳細の多くを今日のCESの説明会まで公開しなかった。
Qualcomm 社は、Snapdragon 835 のリリースにより、広く使用されているモバイル プロセッサ ラインをより小型のチップにアップグレードし、より長いバッテリー寿命、仮想現実および拡張現実の体験をサポートする 25% 高速なグラフィックス、3D オーディオ、生体認証の統合によるセキュリティの強化、ギガビット クラスのワイヤレス速度のサポートを実現すると発表しました。
このチップは、新たな人工知能シナリオにも対応しています。「あらゆる機械学習アルゴリズムを可能な限り効率的に実行できるようにしたいと考えています」とクレシン氏は述べています。
この新しいプロセッサは「スマートフォンだけに搭載されるわけではない」と同氏は述べ、タブレット、IPカメラ、そしてWindows 10搭載機を含むVR/ARデバイスにも搭載されると付け加えた。新しいSnapdragon 835を搭載した最初の商用デバイスは、今年前半に出荷される予定だという。