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マイクロソフトCEOサティア・ナデラ氏、テクノロジー業界の注目について「精査されることは実は良いことだ」

マイクロソフトCEOサティア・ナデラ氏、テクノロジー業界の注目について「精査されることは実は良いことだ」

テイラー・ソパー

マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏。 (GeekWire 写真/ケビン・リソタ)

FacebookとGoogleが大規模なセキュリティ侵害に対処し、AmazonとAppleがトランプ大統領から攻撃を受けるなか、あるテクノロジー大手はここ数カ月、誤った注目を浴びずに済んでいる。

これは、ワシントンポスト紙が火曜日に公開したマイクロソフトCEOサティア・ナデラ氏へのインタビューの焦点であり、ワシントン州レドモンドに本社を置く同社がいかにして「今年、競合他社が受けた痛手を回避した」かを詳述している。

Googleは月曜日、Google+ユーザー50万人の個人情報を公表せずに流出させたことを明らかにした。Facebookは先月、新たなセキュリティ上の脆弱性を発見し、9000万アカウントのログアウトを実施した。AppleとAmazonはトランプ大統領の怒りを買い続けている。

一方、マイクロソフトはセキュリティへの関心の高まりを強みとして活用してきた。8月には、ロシア政府と関係のあるグループが作成したインターネットドメイン6つを特定し、閉鎖したと発表した。同時に、マイクロソフトは政治候補者や組織がハッカーから身を守るための新たなサイバーセキュリティプログラムを導入した。

ナデラ氏はポスト紙に対し、マイクロソフトはビル・ゲイツ時代のサイバー攻撃から学び、それ以来セキュリティプロトコルを刷新した製品やサービスを設計してきたと語った。

同氏は、テクノロジー企業に特別な注目が集まっていることについて、「精査されるのは実際良いことだと思う」と付け加えた。

先月開催された同社のIgniteカンファレンスにおいて、マイクロソフトの幹部らはクラウドセキュリティに対する同社のアプローチが競争上の優位性であると強調し、世界中で増え続けるサイバーセキュリティの脅威に対処できる独自の立場にあると主張した。

ワシントン・ポスト紙のインタビューから得た他の小ネタをいくつか紹介しよう。ナデラ氏は、3人の子供とスクリーンタイムを制限しようとしており、マイクロソフトのAIソフトウェアの助けを借りて週末にスタッフにメールを送らないようにしていると語り、その習慣を「典型的な権力の乱用」と呼んだ。