
バルマー氏、マイクロソフトの取締役にいつまで留まるか不明
トッド・ビショップ著

マイクロソフトの最高経営責任者(CEO)としての指揮権を譲った後も取締役として留任したスティーブ・バルマー氏は、自分がどれくらい同社の取締役に留まるかはわからないと述べ、その決定は主に今後の人生で何をするかによると語った。

元マイクロソフトCEOはウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューでこのコメントをしたと、同紙が週末の記事で報じた。
この発言が注目されるのは、バルマー氏がマイクロソフトの第2位株主であり、実際、ビル・ゲイツ氏が現在のペースで株を売却し続ければ、バルマー氏が今年中に筆頭株主になる見込みだからだ。
バルマー氏は、サクラメント・キングスの買収とシアトルの新NBAアリーナへの誘致を試みたが失敗に終わったシアトルの投資グループの一員である。同グループはフランチャイズ誘致への取り組みを継続することを表明しており、この取り組みの長期的な成果はバルマー氏の将来の計画に大きく影響するだろう。
バルマー氏が最高経営責任者を退任した後もマイクロソフトの取締役会に留任するという決定は、同社が社内出身のサティア・ナデラ氏を新CEOに任命する前、CEO候補者の間で不安を招いたと報じられている。同社の初代CEOであるゲイツ氏は、この移行の一環として取締役会会長を退任したが、ナデラ氏と同社の製品チームと共にアドバイザーとしてより大きな役割を担うことになった。
ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、バルマー氏は今月初めの取締役会で、CEOではなく取締役として取締役会に出席するのは「いつもと違う」と述べた。CEOだった頃のような話し方はしなかったという。
彼はさらに、「サティアは素晴らしい仕事をしている」と付け加えた。