
マイクロソフトCEOサティア・ナデラ氏が7年間務めたスターバックスの取締役を退任 ― 辞任書を読む
トッド・ビショップ著

シアトルを拠点とするコーヒー大手スターバックスが金曜日に提出した規制当局への書類によると、マイクロソフトのCEO、サティア・ナデラ氏は今週、同社の取締役を辞任した。
ナデラ氏は辞任の理由を述べなかったが、スターバックスのラックスマン・ナラシンハンCEOと同社の上級経営陣への信頼を表明した。
スターバックスの元CEOハワード・シュルツ氏は、同社が利益予想を下回った後、5月にリンクトインへの投稿で「悔悟と、中核事業への新たな集中と規律」を求め、注目を集め、批判を浴びた。
ナデラ氏は2017年、マイクロソフトの元同僚であるケビン・ジョンソン氏がスターバックスのCEO就任を準備していた時期に、スターバックスの取締役会に加わりました。当時、ナデラ氏の就任は取締役会にとって重要な人材として捉えられており、取締役会はテクノロジーだけでなく、国際的な事業運営や流通についても新たな知見を得ることになりました。
彼の退任により、スターバックスの取締役会は10人となる。
以下は、スターバックスが SEC に提出した、スターバックスの取締役会長メロディ・ホブソン氏と取締役会指名・企業統治委員会委員長ヨルゲン・ヴィグ・クヌドストープ氏に宛てたナデラ氏の辞任書です。
メロディー様、ヨルゲン様
本日は、複雑な思いを抱えながら、スターバックスの取締役会を即時退任することをお知らせいたします。この7年間、献身的な取締役会の同僚たちと共に、この素晴らしい会社に貢献できたことは、私にとって大きな特権であり、光栄でした。
在任中、スターバックスの目覚ましい進化を目の当たりにし、私たち全員の功績を誇りに思っています。退任にあたり、スターバックスが成長し、変化し、そして繁栄を続けてきたあらゆる過程に貢献し、そこから学ぶ機会を与えられたことに、心から感謝申し上げます。
取締役の役職からは退きますが、スターバックスの使命に対する信念とパートナーへのサポートは揺るぎません。これからもスターバックスの最大のファンとして、皆様がスターバックスをさらに高みへと押し上げていく姿を、傍らから応援し続けます。
私はラクシュマン氏と上級経営陣に全幅の信頼を寄せています。彼らの揺るぎないコミットメントと戦略的洞察力は、スターバックスが有能な経営陣の手に委ねられ、革新と成功に満ちた未来へと向かうことを確信させてくれます。
改めて、皆様と共に働ける機会をいただき、感謝申し上げます。スターバックスの発展を見守ることを楽しみにしており、私たち皆を待ち受ける新たな章に胸を躍らせています。
敬具、
サティア