
Amazon Silk: 柔軟性のためにクラウドを活用する新しいウェブブラウザ
トッド・ビショップ著
今朝のAmazonのニュースはKindleやタブレットだけではありません。シアトルに本社を置く同社は、Amazon Web Servicesのクラウドコンピューティング基盤を活用し、より効率的なブラウジング体験を実現する新しいウェブブラウザ「Amazon Silk」も発表しました。
以下は、新しいブラウザを紹介する Amazon ブログ投稿からの抜粋です。
Amazon Silkは、デバイスごとにサイロ化されたソフトウェアアプリケーションではなく、スプリットアーキテクチャを採用しています。ブラウザのすべてのサブシステムは、Kindle FireとAWSクラウドコンピューティングプラットフォームの両方に存在します。Webページを読み込むたびに、Silkはこれらのサブシステムのうち、どのサブシステムをローカルで実行し、どのサブシステムをリモートで実行するかを動的に決定します。
しかし、もしこれをパソコンで試してみたいと考えているなら、自作開発者が解決策を見つけない限り、残念ながら無理のようです。Amazonは、今朝発表された199ドルのタブレット「Kindle Fire」を独占販売しています。
Amazon CEOのジェフ・ベゾス氏はニュースリリースで次のように述べています。「ブラウザのソフトウェアスタックをリファクタリングおよび再構築し、計算処理の一部をAWSクラウドに移行しました。Silkを使用すると、意識したり、明示的に操作したりすることなく、Amazon EC2の純粋な計算能力を利用してウェブブラウジングを高速化できます。」
AmazonはSilk開発チームも募集しています。Silkソフトウェア開発エンジニアの求人広告には、次のような内容が書かれています。
大規模でスケーラブルなサーバー群、大規模なネットワーク接続、そして無制限のストレージリソースを備えたウェブブラウザが実現したら、どんな可能性が生まれるでしょうか。これらの資産を活用して、ブラウジング体験を高速化したり、これまで不可能だった機能を実現したりする方法はありますか?
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