
報道:マイクロソフトがヤフー株買収に関与
報道:マイクロソフトがヤフー株買収に関与
トッド・ビショップ著
ブルームバーグ・ニュースとニューヨーク・タイムズ紙によると、マイクロソフトはプライベートエクイティ会社シルバーレイクが主導する買収提案の一環として、ヤフーの少数株取得を目指している。ブルームバーグによると、このコンソーシアムはヤフーの株式15%に対し、最大30億ドルを提示しているという。
マイクロソフトはこれらの報道についてコメントしていない。同社はYahooとの検索・広告提携の継続を確実にし、検索市場におけるGoogleとの戦いにおいて必要不可欠なクリティカルマスを確保する必要がある。MicrosoftのBingとYahoo!は合わせて米国市場の30%弱を占めている。一方、Googleは60%以上を占めている。
ブルームバーグの報道によると、シルバーレイクの買収提案はヤフーの時価総額を206億ドルと評価しており、これは同社の時価総額を約6%上回る額だ。あるアナリストはブルームバーグに対し、シルバーレイクの提案は期待外れだったと述べた。
マイクロソフトは2008年にヤフーに対して一方的な買収提案を行い、手始めに約450億ドルを提示したが、当時カリフォルニア州サニーベールに本社を置くヤフーの最高経営責任者(CEO)だった共同創業者のジェリー・ヤン氏に拒否された。