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Twitter は大規模な Hadoop データ プラットフォームの一部を Google Cloud に移行しました。

Twitter は大規模な Hadoop データ プラットフォームの一部を Google Cloud に移行しました。

トム・クレイジット

(写真提供:FlickrユーザーKevin Krejci / cc2.0)

Twitterは、インフラの拡張に関する初期の問題で事業が軌道に乗る前に頓挫しそうになった後、サービス維持のために世界クラスのシステムを開発するに至った。同社は木曜日、そのシステムの主要部分を自社インフラからGoogle Cloudに移行すると発表した。

TwitterのCTO、パラグ・アグラワル氏は木曜日のブログ投稿で、同社のコールドストレージとフレキシブルコンピューティングのHadoopクラスターがGoogleのインフラ上で稼働すると発表した。Hadoopは「ビッグデータ」を整理するためのオープンソースプロジェクトで、Twitterのようなウェブスケール企業ではほぼ普遍的に利用されている。Hadoopを早期に導入した企業は、自社データセンター内の同一マシン上でソフトウェアのコンピューティング部分とストレージ部分を稼働させる傾向があった。

近年、クラウドコンピューティングやコンテナなどの導入オプションの台頭により、Hadoopのコンピューティングとストレージの分離が可能になりました。これにより、Twitterのような企業はより柔軟な対応が可能になり、将来的にサービスを拡張していく道が開かれます。ただし、Twitterユーザーの増加が再び加速すると仮定した場合です。Twitterは依然として、ほとんどのニーズに対応するために自社インフラを維持する計画のようですが、今回のGoogleとの提携は、将来的にサービスを移行するための道を開くものとなるかもしれません。

この取引は、Twitter世代の先駆的なウェブスケール企業が、10年前に自社インフラに巨額の投資を行った後、ハイブリッドクラウドの導入を模索していることも示しています。ハイブリッドクラウドは、クラウドコンピューティングの価値を認識しながらも、何よりも重要なのは、何も壊さないことにある、非技術系の大企業にとっての中継地点と捉えられることが多いです。インフラについてある程度の知識を持つTwitterのようなテクノロジー企業が、クラウド上でワークロードを実行する機会に気づき始めれば、クラウドベンダーにとって新たな競争の場が生まれる可能性があります。