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ラリー・エリソンがオラクルのトップ職を退任

ラリー・エリソンがオラクルのトップ職を退任

ブレア・ハンリー・フランク

ラリー・エリソン(写真:Oracle)
ラリー・エリソン(写真:Oracle)

オラクルは本日、共同創業者のラリー・エリソン氏がCEOを退任すると発表した。エリソン氏の後任は、社長のマーク・ハード氏と最高財務責任者(CFO)のサフラ・カッツ氏が務め、両氏はテクノロジー大手の共同CEOとして活動する。

エリソン氏の退任は、同社史上初のCEO交代となります。エリソン氏は、1977年にオラクルをソフトウェア開発研究所として設立して以来、常に最高経営責任者(CEO)の座に就いてきました。しかし、完全に退任するわけではありません。エリソン氏は取締役会執行役会長兼最高技術責任者(CTO)として留任します。過去10年間オラクルの会長を務めたジェフ・ヘンリー氏は、引き続き副会長として留任します。

「ラリーはフルタイムで働き続け、製品エンジニアリング、技術開発、そして戦略に注力したいと明確に表明しています」と、オラクル取締役会のプレジデント・ディレクターであるマイケル・ボスキン博士はプレスリリースで述べています。「サフラとマークは、会社を率い、管理し、成長させる能力を繰り返し発揮してきた、卓越した幹部です。」

経営陣の刷新は全く予想外ではなかった。Re/codeの報道によると、ヒューレット・パッカードのCEOを退任後、オラクルに入社したハード氏は、現在70歳のエリソン氏から同社の日常業務の多くを引き継いでいた。

エリソン氏は率直で闘志あふれる態度で知られており、長年にわたりマイクロソフトを批判する機会を何度も捉え、自社がレドモンドに本社を置くコンピューター界の巨人を追い抜くと予想していると発言してきた。この予測は実現しなかったものの、マイクロソフトとオラクルは提携を決定し、Azureの顧客にオラクルのデータベース12cを提供することになった。

本稿執筆時点では、オラクルの株価は時間外取引で2%以上下落している。