
フランス人宇宙飛行士、宇宙でサックスを楽しむ
アラン・ボイル著

カナダの宇宙飛行士クリス・ハドフィールドはギターを、NASAの宇宙飛行士キャディ・コールマンはフルートを持っていた。そして今、フランスの宇宙飛行士トーマス・ペスケは宇宙でサックスを演奏している。
サックスは2月23日に国際宇宙ステーションに到着したスペースXドラゴンの貨物に含まれており、ペスケ氏の乗組員らは4日後の彼の39歳の誕生日までそれを隠しておいた。
今週出た一連のツイートのおかげで、サックスの問題は明らかになった。
誕生日サプライズとして@SpaceX Dragonが届きました。ヒューストンと共謀してチームメイトが2月27日まで隠しておいたんです!誰も信用できないですよね ;) pic.twitter.com/D62VhA2o8c
— トーマス・ペスケ (@Thom_astro) 2017 年 3 月 12 日
NASAの宇宙飛行士ジャック・フィッシャー氏は、来月から始まる予定の宇宙ステーションでの任務に向けて、ロシアで最終段階の訓練を受けている。フィッシャー氏は、フランス人宇宙飛行士ペスケ氏が6月にソユーズ宇宙船で地球に帰還するまで、同氏と共に任務に就く。
ペスケは長年サックスを演奏しており、2014年にル・モンド紙に掲載されたこの宇宙飛行士のプロフィール写真では、サックスが大きく取り上げられていた。そのプロフィール写真では、ハドフィールドが無重力状態で演奏した「スペース・オディティ」を称賛する内容が取り上げられていた。
「これは宇宙飛行士にとっても宇宙機関にとっても重要なコミュニケーション手段だ」とペスケ氏は語ったと伝えられている。
ハドフィールド氏が演奏したギターは宇宙ステーションの楽器コレクションの一部で、NASAのロバート・フロスト氏によると、長年にわたり10人以上の乗組員が弾いてきたという。他にもバグパイプや即席のディジュリドゥなど、様々な楽器が宇宙ステーションに搭載されていた。
1984年、別のサックスがスペースシャトル「チャレンジャー」で宇宙に運ばれました。悲しいことに、それを演奏していた宇宙飛行士のロン・マクネアは、1986年の打ち上げ直後のチャレンジャー号の分解時に他の6人とともに亡くなりました。楽器の専門家であるカート・ハイジグ氏が、自身のウェブサイトでその全容を語っています。
コールマンは2011年に同局に在籍していた際、ジェスロ・タルのイアン・アンダーソンと宇宙から地球へのフルートデュエットを披露し、大きな話題を呼びました。ペスケも同様にサックスで演奏するのでしょうか?もしそうなら、「狂気」から少しだけ演奏してみませんか?