
耳当て、アレクサ!アマゾン、音声録音の人間によるレビューをユーザーが拒否できるように
トッド・ビショップ著

アマゾンは、アップルとグーグルの同様の発表に続き、音声アシスタントのユーザーが音声録音の人間による確認を拒否できるようにした最新のテクノロジー大手となった。
金曜午後のこの動きは、同社の音声アシスタントの改良を目的としたプログラムの一環として、アレクサの音声録音を聞く数千人からなるアマゾンのチームに関するブルームバーグなどの報道を受けてのものだった。
これは、Amazon Echoスピーカーや他のテクノロジー企業のスマートホームデバイスのリスニングおよび録音機能に対する一般の認識が高まっていることを示す最新の兆候だ。
Amazonは金曜日、Alexaアプリの設定にこの変更を導入しました。以前は、ユーザーはプライバシー設定を変更することで、Alexaの新機能開発のために音声録音が利用されることを防ぐことができました。今後は、同じオプトアウト機能を利用して、既存のAlexa機能の改善のために人間が録音を聞くことも防ぐことができます。この問題に関するAmazonの声明は以下のとおりです。
当社はお客様のプライバシーを真摯に受け止め、当社の慣行と手順を継続的に見直しています。Alexaに関しては、お客様の音声録音をAlexaの新機能開発に役立てることを拒否するオプションを既に提供しています。このオプトアウトを選択されたお客様の音声録音は、Alexaリクエストのごく一部を手動でレビューする教師あり学習ワークフローからも除外されます。また、お客様に提供する情報を更新し、当社の慣行をより明確にしていきます。
オプトアウトは、Alexaアプリのメニューにあるプライバシー設定から「Alexaの改善方法の管理」を選択することで行えます。設定画面は以下のとおりです。「手動レビュー」、つまりユーザーの発言を盗聴する行為をオプトアウトするための新しい文言も含まれています。
Amazonは、音声録音の人間によるレビューに関して規制当局から連絡があったかどうかというGeekWireの質問には回答しなかった。これらの変更は、プライバシーや競争といった問題に関して、米国司法省をはじめとする政府によるIT大手への監視が強化される中で行われた。
Appleは今週、品質管理のためにSiriの録音を審査している請負業者が「機密の医療情報、麻薬取引、カップルの性行為の録音などを定期的に聞いている」とガーディアン紙が報じたことを受けて、同様の発表を行った。Appleは、Siriユーザーが人間による審査をオプトアウトできる機能を開発中であり、当面は審査プログラムを一時停止していると述べた。
同様に、Googleは、請負業者がベルギーのVRTニュースに1,000件以上の録音を漏洩した後、Googleアシスタントの録音の人間によるレビューを「一時停止」したと発表した。