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元Cray CEOのジム・ロットソルク氏が、グラフ分析を活用したシアトルのセキュリティスタートアップ企業に200万ドルを調達

元Cray CEOのジム・ロットソルク氏が、グラフ分析を活用したシアトルのセキュリティスタートアップ企業に200万ドルを調達

トム・クレイジット

Trovares 社の共同創設者、CEO、社長である Jim Rottsolk 氏は次のように述べています。 (トロバレス写真)

元Cray Inc. CEOのジム・ロットソルク氏が創設したTrovaresは月曜日、新たに200万ドルの資金を調達し、グラフ分析技術をベースにしたセキュリティ製品を発売したと発表した。

シアトルのダウンタウンに拠点を置く同社は、シリーズAラウンドの完了を認めたものの、新たな投資に関する詳細は明らかにしなかった。米国証券取引委員会(SEC)に提出された書類によると、トロバレスは総額260万ドルの資金調達ラウンドのうち200万ドルを調達したばかりで、ロットソルク氏、トロバレスの最高技術責任者(CTO)であるデビッド・ハグリン氏、そしてシアトルで長年弁護士として活躍するカーニー・バドリー・スペルマンのリッチ・パッデン氏が、今回の取引の関係者として書類に記載されている。

トロヴァレスはグラフ分析に取り組んでおり、その技術をセキュリティに応用することを目的とした新製品を月曜日に発表した。同社はプレスリリースで、この技術により、高性能コンピュータが大規模なデータグラフを分析する際に最大限の効率で動作し、セキュリティ脅威を示唆する「複雑なパターン」を発見できるようになると述べた。

同社によると、国防総省は「Trovares xGT」と呼ばれるセキュリティ製品の新規顧客である。この製品はAmazon Web Services上で稼働し、顧客のデータセンター内でも稼働させることができる。

Trovaresの共同創業者、CEO、社長を務めるロットソルク氏は、1988年にテラ・コンピュータを共同創業し、後にシリコングラフィックスのクレイ・リサーチ部門を買収してそれらの資産を統合し、シアトルに新会社Cray Inc.を設立した。同氏は2006年に退任し、その後マイクロソフトリサーチに入社し、2014年にTrovaresを創業した。