
マイクロソフト、イスラエルのサイバーセキュリティ企業セキュア・アイランズを7700万ドルで買収へ
ジェイコブ・デミット著
マイクロソフトは月曜日、イスラエルに拠点を置く創業9年のサイバーセキュリティ企業、セキュア・アイランズを買収するという噂を認めた。
同社はSecure Islandsの製品を顧客向けに販売し続けるとともに、その技術をMicrosoftのAzure Rights Management Serviceに組み込む予定です。Azure Rights Management Serviceは、企業がデータの保存場所を問わずデータを保護するためのツールを1つにまとめたプラットフォームを提供します。
マイクロソフトは、企業顧客が顧客のモバイルデバイス、クラウドストレージベンダー、その他のサードパーティサービスなど、自社の管理外にある理想的とは言えない場所にデータを保存する必要があることから、この分野に投資していると述べている。
「こうした現実を踏まえると、データの損失を防ぎ、情報の保存場所を問わず追跡できるソリューションがこれまで以上に重要になっています」と、マイクロソフト副社長の沼本健氏は月曜日のブログ投稿で述べています。「これらの新機能とWindowsおよびOffice 365のデータ分類を組み合わせることで、業界で最も包括的なデータ保護ソリューションをお客様に提供できるようになります。」
ZDNetのメアリー・ジョー・フォーリー記者によると、この買収額は7,750万ドルで、マイクロソフトが過去1年間に買収したイスラエルのセキュリティ企業は3社目となる。同社は2014年9月と11月にも、クラウドセキュリティ企業のアダロムとアオラトをそれぞれ買収している。
これは、SurfaceペンメーカーのN-Trigや機械学習企業Equivioなど、イスラエルによる最近の買収に加えて行われたものだ。