
AIに特化したテクノロジースタジオHypergiantがシアトルを拠点とするアプリ開発会社Black Pixelを買収
テイラー・ソパー著
ESPN、Twitter、スターバックスなどのトップブランド向けアプリを開発するシアトルを拠点とするクリエイティブエージェンシー、Black Pixelが、大企業による人工知能などの新技術の導入を支援するテキサスを拠点とするスタジオ、Hypergiantに買収された。
Black Pixelとその50名の従業員(共同創業者兼CEOのダニエル・パスコ氏を含む)は、ハイパージャイアントの商業部門(スペース・エイジ・ソリューションズ)に加わり、パスコ氏はエンジニアリング・ディレクターに就任しました。ハイパージャイアントはシアトルのオフィスを維持し、一部の従業員はテキサス州に移転します。契約条件は非公開です。
2008年に設立されたBlack Pixelは、様々なブランド向けにモバイル開発をはじめとするソフトウェア関連業務を手掛けてきました。同社が顧客向けに開発したソフトウェアは、毎日1億人以上のユーザーに利用されています。また、Black PixelはKaleidoscope、Versions、Pixelboardといった自社製品も開発しており、昨年は1,500万ドル以上の売上高を記録しました。
Hypergiantは今年初めに設立されました。同社は独自のAI製品を開発するだけでなく、ヒューマン・ロボット・インタラクションやコンピュータービジョンといった新技術を活用したい企業顧客にもサービスを提供しています。また、HypergiantはAIスタートアップを支援する独自の投資部門Hypergiant Venturesも運営しています。
「ハイパージャイアントに加わることで、規模、人材、そしてAI能力を獲得し、当社のサービスを次のレベルに引き上げることができます。同時に、当社の独自の文化と、精巧に設計されたアプリケーションへの揺るぎないコミットメントを、ハイパージャイアントの宇宙時代ソリューションに統合することができます」とパスコ氏は声明で述べています。「世界中の主要ブランドのために、最先端の機械知能技術を用いて、より困難な課題に挑戦できることを大変嬉しく思います。」
買収後、ハイパージャイアントの従業員数は120人となった。
「ブラックピクセルのカスタムソフトウェアの専門知識とハイパージャイアントのインテリジェンスプラットフォーム、顧客基盤、実行能力を組み合わせることで、業界全体に大きな影響を与えるだろう」とハイパージャイアントのCEO、ベン・ラム氏は声明で述べた。