
報道:AmazonのスマートフォンはHTCとの提携から生まれる
ブレア・ハンリー・フランク著
経営難に陥っているスマートフォンメーカーHTCは、事業を存続させるための提携関係を結ぶかもしれないようだ。
フィナンシャル・タイムズの報道によると、AmazonはHTCと共同で次期スマートフォンの設計に取り組んでいるという。報道によると、AmazonとHTCは3つのデザインに取り組んでおり、そのうち1つは「開発がかなり進んでいる」ものの、社内で遅延が発生しているという。これは、Amazonが2つのスマートフォンを開発中で、そのうち1つは今年後半に発売される可能性があるものの遅延が発生しているという最近の噂とある程度一致する。
アミール・エフラティ氏とジェシカ・レッシン氏が今年の夏、アマゾンが無料スマートフォンを発売する計画があると報じた際、アマゾンは今年スマートフォンを発売する予定はなく、将来スマートフォンを発売するとしても無料にはならないと回答した。
HTC は、Amazon と提携しているかどうかについてはコメントしなかったが、その可能性については明らかに認めているようだ。
「当社は自社ブランドの構築に注力してきましたが、通信事業者や他のテクノロジーブランドとの共同ブランド化やコラボレーションにも積極的に取り組んでいます」とHTCの最高マーケティング責任者ベン・ホー氏はフィナンシャルタイムズに語った。
HTCが他のテクノロジー大手と提携するのは今回が初めてではない。同社はかつてPalmの製造を担当し、Facebookとは共同でHTC Firstを開発した。これは、Facebook Homeを箱から出してすぐに利用できる唯一のスマートフォンだ。台湾に拠点を置くHTCは最近苦境に立たされているが、Amazonとの提携は非常に有益となる可能性がある。
大手テクノロジー企業が既存のスマートフォンメーカーと提携してスマートフォンを製造することも珍しくありません。GoogleのNexusシリーズはすべて、他のスマートフォンメーカーによって製造されています。その中には、LGが製造すると噂されているものの未発表のNexus 5も含まれます。
Amazon は自社製品を第三者が製造しているにもかかわらず、共同ブランド化していることで知られていません。
本稿執筆時点でAmazonからのコメントは得られていません。Amazonから回答が得られ次第、この記事を更新します。