
エンタープライズセキュリティのスタートアップ企業Icebrgが、企業のハッカー対策を支援するため1,000万ドルを調達
テイラー・ソパー著

シアトルを拠点とする企業セキュリティの新興企業 Icebrg は、ハッカーによるネットワークへの侵入を企業が防ぐのを支援するプラットフォームの成長を促進するため、1,000 万ドルを調達した。
Icebrgは本日、ユタ州を拠点とするPelion Venture Partnersが主導し、シアトルを拠点とするMadrona Venture Group(2014年12月にIcebrgのシードラウンドを主導)とその他の投資家が参加したシリーズAラウンドを発表した。
マイクロソフトのセキュリティレスポンスチームで働いていた時に出会った2人のセキュリティ専門家、ウィル・ペトロイ氏とジョシュ・カールソン氏によって設立されたこの20人の新興企業には、複数のフォーチュン500企業がその製品を使用している。
同社は依然として自社を「ステルス」と表現しているため、同社のソフトウェアが具体的にどのように「次世代防御」と言えるのかはやや不明確です。しかし、Icebrgの基本的な考え方は、企業のデータ管理方法を改善することで、セキュリティ状況における力のバランスを攻撃者ではなく防御者に有利に傾けることです。
「攻撃ツールは完全に自動化され、パッケージ化され、既製の製品やサービスとして販売されています。一方、企業は、本質的に自動化や他のテクノロジーとの統合をサポートしていない、様々なセキュリティポイントソリューションを導入するしかありません」とカールソン氏は声明で述べています。「私たちは、セキュリティ対応業界に前向きな変化をもたらし、お客様が限られたセキュリティリソースを、いつでも組織にとって最も重大な脅威に集中できるようにするというビジョンを掲げ、Icebrgを設立しました。」
マイクロソフトに入社する前、ペトロイ氏とカールソン氏は共に国家安全保障局(NSA)に勤務していました。マイクロソフトでは、ペトロイ氏はセキュリティ対応ストラテジストとして、WindowsおよびInternet Explorerの製品セキュリティに携わりました。カールソン氏はWindowsプラットフォームのセキュリティ対応に加え、Xbox LiveやOneDriveなどの製品のセキュリティ侵害調査と対応も担当しました。