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マイクロソフト、高性能インスタンスとハイブリッドクラウドハードウェアでAzureを強化

マイクロソフト、高性能インスタンスとハイブリッドクラウドハードウェアでAzureを強化

ブレア・ハンリー・フランク

スコット・ガスリー
スコット・ガスリー

サンフランシスコ発 – クラウドで高パフォーマンスのワークロードを処理したい企業は、Microsoft Azureのおかげで、まもなく新たなツールを手に入れることができます。本日サンフランシスコで開催された同社のクラウドイベントで、スコット・ガスリー幹部は、企業がクラウドを最大限に活用し、Google、Amazon、その他の競合他社に対するMicrosoftの優位性を高めることを目的とした、一連の新サービスを発表しました。

マイクロソフトのクラウド&エンタープライズ担当エグゼクティブバイスプレジデント、ガスリー氏は、高負荷なデータワークロードを高性能で処理できるよう設計された「Gシリーズ」コンピューティングインスタンスの新シリーズを初めて発表しました。新インスタンスは、IntelのHaswellシリーズXeonプロセッサを搭載した最大32個のCPUコアと、最大450GBのRAMを搭載できます。また、各Gシリーズインスタンスには、最大6.5テラバイトのローカルソリッドステートストレージをプロビジョニングできます。

マーク・ルシノビッチ
マーク・ルシノビッチ

「クラウドスケールの原則の一つはスケールアップではなくスケールアウトですが、既存のアプリケーションやデータを大量に使用するアプリケーションの多くは、ある程度のスケールアップのメリットを享受しています」と、Azureの最高技術責任者であるマーク・ルシノビッチ氏はGeekWireのインタビューで語った。「これらのVMサイズの特徴の一つは、大容量のRAMと大容量のSSDを搭載していることです。これらはすべて、通常どこか別の場所から取得され、その後深く処理されるデータのキャッシュとして機能します。」

これに伴い、Microsoft の新しい Premium Storage サービスも提供されます。このサービスは、仮想マシン 1 台あたり最大 32 テラバイトのストレージを提供し、毎秒 50,000 回以上の入出力操作をサポートします。保存されたすべてのデータへのアクセスは、1 ミリ秒未満の読み取りレイテンシで可能です。

クラウド向けの新ツールに加え、同社は新たなクラウド プラットフォーム システムも発表しました。これは、Azure のツールをエンタープライズ環境に導入し、IT 部門がオンプレミスで既に導入しているシステムと Microsoft のクラウドを容易に統合できるようにする新しいハードウェア デバイスです。この CPS は Dell が構築しています。

CPS は 11 月 3 日から購入可能になります。

最後に、マイクロソフトは来週、オーストラリアで 2 つの新しいリージョンを開始する予定で、これによりサポートされるリージョンの総数は 19 となり、Amazon Web Services で Amazon がサポートしているリージョン数の 2 倍になります。

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