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ワシントン大学、太平洋岸北西部最大のナノテクノロジー研究所の一つを3700万ドルかけて改修

ワシントン大学、太平洋岸北西部最大のナノテクノロジー研究所の一つを3700万ドルかけて改修

ジェイコブ・デミット

ワシントン大学の学生がワシントン・ナノファブリケーション施設内でクリーンルーム実験技術を学ぶ。写真提供:ワシントン大学
ワシントン大学の学生がワシントン・ナノファブリケーション施設内でクリーンルーム実験技術を学ぶ。写真提供:ワシントン大学

ワシントン大学は、研究者、新興企業、大手企業向けにナノスケール部品を製造するためのクリーンルームを備えた15,000平方フィートの研究室であるワシントンナノファブリケーション施設の3,700万ドルの改修に着手しようとしています。

同大学は、高度に専門化された製造サービスの需要がこれまでにないほど高まっており、改修により利用可能なスペースが約2倍になり、より多くの業務を引き受けることができるようになるとしている。

つまり、バイオセンサーから半導体に至るまでの技術に取り組む太平洋岸北西部の起業家たちは、近隣の他の場所では製造できない、想像を絶するほど小さな必要な部品を製造する場所を持つことになるのだ。

このニュースを発表するリリースによれば、シアトル大学のキャンパスにあるフルークホールにあるこの施設は、2011年以来、ワシントン大学の教員84名、外部の学術機関36機関、学生298名、ワシントン大学発のスピンアウト企業7社を含む企業92社によって利用されている。

改修工事は11月に開始され、今後14ヶ月かけて段階的に実施される予定です。これにより、製造スペースが拡大されるとともに、建物のシステムがアップグレードされ、クリーンルーム内の環境管理が改善されます。

「ワシントン・ナノファブリケーション・ファシリティは私の存在にとって不可欠な存在です」と、自身のスタートアップ企業FLEXFORGEでこのラボを利用しているジェヴネ・ブランドン・ミショー=カニンガム氏はニュースリリースで述べた。「私のような起業家がアイデアを具体化し、製品化を実現できる場です。私一人で立ち上げ・運営するには、莫大な費用がかかったでしょう。」