
リアルネットワークスは原点回帰し、セーフコフィールド近くの小規模オフィスへの移転を計画
ジョン・クック著
RealNetworksは1995年にパイオニア・スクエアで創業し、シアトルに拠点を置く同社は今、古いレンガ造りの建物で知られるこの風変わりな地区に再び拠点を構える。しかし、今回は歴史的建造物には進出しない。
同社は本日、セーフコ・フィールドの南斜め向かいの1番街に位置する新しいホーム・プレート・センターの建物に85,000平方フィートのスペースを確保したと発表した。
「本当の意味で、私たちは原点に戻ろうとしているのです」と、リアルネットワークスのCEO、ロブ・グレイザー氏はプレスリリースで述べた。
今年初めにお伝えしたように、急成長中の日替わりセールサイトZulilyは今年初め、シアトルウォーターフロント近くのエリオット・アベニューにあるRealNetworksの現在のオフィススペースの大部分を取得する意向書を締結しました。この点で、ZulilyとRealNetworksは実質的に所在地を交換することになります(Zulilyのオフィスはホームプレート・センターのすぐ南に位置しています)。
かつては最大2,000人の従業員を抱えていたリアルネットワークスは、もはやそれほど大きなスペースを必要としません。1998年から本社を置いている現在のオフィスは、26万平方フィート(約2万4,000平方メートル)の広さを誇ります。同社の全世界の従業員数は前四半期末時点で991人で、そのうち約400人がシアトルにいます。
SECへの提出書類によると、リアルネットワークスはホームプレートセンターにおいて、今年8月から始まる11年間の賃貸契約の一環として、年間350万ドルの賃料を支払う予定だ。同社は同ビルのアンカーテナントとなり、4階から6階を占有し、さらにスペースを増やすオプションも持つ。
占有面積が縮小することで、RealNetworks は施設コストを 700 万ドル節約できることになるが、Real は現在のスペースについて 8 月に発生する 660 万ドルの早期解約料を支払うことになる。
Realの参入は、Double Down Interactive、EMC/Isilonなどの企業に続き、パイオニア・スクエアの急成長するテクノロジー業界にとって新たな弾みとなる。(以前のGeekWireの記事:シアトルのパイオニア・スクエアにはテクノロジーはあるが、仲間が必要だ。)また、シアトル・マリナーズの熱狂的なファンであるCEOのRob Glaser氏にとっては、ホームゲームを観戦しやすくなるはずだ。