Ipad

サムスンとマイクロソフト、Android特許をめぐる巨額の紛争で謎の和解

サムスンとマイクロソフト、Android特許をめぐる巨額の紛争で謎の和解

トッド・ビショップ

サムスンギャラクシーS5
画像クレジット: Samsung

サムスンとマイクロソフトは、グーグルのオペレーティングシステムが同社の知的財産権を侵害しているというマイクロソフトの主張に基づき、サムスンがアンドロイドの使用料をマイクロソフトに支払うことを義務付ける特許ライセンス契約をめぐる訴訟を和解したと発表した。

この合意の財務的影響は大きく、裁判所の記録によると、サムスンは2013年にこの合意に基づきマイクロソフトに10億ドルを支払っている。しかし、和解条件は非公開となっている。ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所の訴訟記録には、この和解の却下は記載されているものの、詳細は明らかにされていない。両社は、サムスンとマイクロソフトのウェブサイトに掲載された共同声明以外のコメントを控えている。

「サムスンとマイクロソフトは、米国裁判所およびICC仲裁における契約紛争を終結したことを発表いたします。合意条件は機密情報です。」―サムスンのジェワン・チ執行副社長兼グローバル法務・コンプライアンスチーム担当、マイクロソフトのデビッド・ハワード副法務担当副法務担当。

サムスンはAndroidスマートフォンの最大手メーカーです。今回のライセンス契約は、マイクロソフトがAndroidデバイスメーカーと締結した一連の特許契約の一つです。サムスンは昨年、マイクロソフトによるノキアのスマートフォン事業買収を受けて、独占禁止法上の懸念を理由にこの契約に異議を申し立てました。

和解条件がどうであれ、この合意の影響は最終的にマイクロソフトの次期決算に現れる可能性がある。同社は、特許ライセンス契約によるロイヤルティ収入をWindows Phoneの決算報告に含めている。マイクロソフトは、Androidデバイスメーカーへの特許ライセンス供与で年間最大20億ドルの利益を上げていると推定されており、これはWindows Phoneのデバイスメーカーへのライセンス供与による利益をはるかに上回る。