
GoogleとNCAAがクラウドマーケティング契約で提携、80年分のスポーツデータをデジタル化
トム・クレイジット著

1982年のPac-10で最高のバスケットボール選手は誰だったのか、考えたことはありますか?レーガン政権時代からずっとこの雑学が気になっていたあなたに、Google Cloud Platformと全米大学体育協会から朗報があります。
NCAAはGoogleを「NCAA公式クラウド」に指定しました。これは、3月のバスケットボールトーナメント期間中、Google Cloudの膨大な広告を目にすることになることを意味します。しかし、スポーツファンはこの提携から興味深い歴史的データを得ることができるかもしれません。NCAAは、様々なスポーツの80年以上にわたるスポーツデータをGoogle Cloudにアップロードし、Googleの機械学習の専門知識を活用してそのデータを解析する計画です。
Google Cloudは、来たるバスケットボールトーナメントの統計プレゼンテーションにも活用されるようです。これは、Amazon Web Servicesがメジャーリーグベースボールと提携して試合の統計分析を提供しているのと同様です。また、NCAA(全米大学体育協会)もGoogleの機械学習技術を活用し、トーナメント前のシードチームの決定を支援する予定です。これにより、ファンはお気に入りのチームが選ばれなかった際に、新たな責任を問われることになります。
フォーブス誌は、NCAAがこの契約で実際に利益を上げていると報じています。つまり、Googleはこの提携を、重要な新規クラウド事業ではなく、実質的にマーケティング費用として扱っているということです。クラウドコンピューティング市場がテクノロジー業界以外の企業にもますます浸透するにつれ、Amazon Web Servicesが2017年後半に開始したようなマスマーケット向けの広告の重要性はますます高まっています。