
ウォーゲーミング・シアトルが閉鎖へ、同地域のゲームスタジオの最新閉鎖で150人の雇用に影響
トーマス・ワイルド著
以下、Wargaming の声明を更新しました。
レッドモンドに拠点を置くゲームスタジオ、ウォーゲーミング・シアトルはガス・パワード・ゲームズとして始まり、最近ではヒット作『ワールド・オブ・タンクス』シリーズを手がけていたが、親会社である国際ゲーム開発会社ウォーゲーミング・ネットによる新たなスタジオ閉鎖に伴い、閉鎖される。

この決定により、約150人の従業員が職を失うと報じられていますが、ハッシュタグ「#WGJobs」を通じて、既に募集と再雇用の取り組みが開始されています。スタジオ閉鎖の差し迫った情報は本日、従業員や業界関係者から漏れ出ましたが、Wargamingはスタジオ閉鎖の計画をまだ確認しておらず、公にも認めていません。
この動きは、Wargamingのシアトル地区にあるもう一つのスタジオ、モバイル向けゲーム開発スタジオWG Cells(旧DropForge Games)の閉鎖から2年も経たないうちに起こった。この閉鎖により、64人の雇用が失われた。
ある従業員が匿名でGamasutraに語ったところによると、ウォーゲーミングのCEO、ビクター・キスリ氏が水曜日の朝に行われた全社ミーティングで、ウォーゲーミング・シアトルの閉鎖を発表したという。閉鎖が即時発効するのか、それとも今後2ヶ月かけて実施されるのかについては、情報筋によって見解が分かれている。
これは、シアトル地域で相次ぐゲームスタジオ閉鎖の最新の事例であり、ワシントン州ベルビューにあるディズニーのゲームスタジオや『トーチライト』の開発元であるルニック・ゲームズもその一つだ。EAは昨年、シアトルのポップキャップ・ゲームズで人員削減を実施している。
更新、5月24日木曜日の朝: Wargaming は閉鎖に関してこの声明を発表しました。
Wargamingは、組織再編の一環として、レドモンドの開発スタジオを閉鎖いたします。未発表のMMOプロジェクトに携わってきた150名からなるチームメンバー全員に、退職金をお支払いいたします。レドモンドスタジオの現従業員が社内の他部署の空席に応募される場合、Wargamingはサポートいたします。チーム全員のこれまでの尽力に深く感謝申し上げます。
Wargaming Seattleは、業界のベテランであるクリス・テイラー( Total Annihilation )によって設立されたGas Powered Gamesとして1998年に設立されました。Gas Powered Gamesはその後、 Dungeon Siege、Supreme Commander、 Demigodといった高く評価されているPCゲームを制作しました。
しかし、2012年のKickstarterでの試みが失敗し、同社は苦境に陥り、その後2013年にベラルーシ/キプロスに拠点を置くWargamingに買収されました。Wargaming Seattleとして、同社はWargaming製品ファミリー、特に大人気のWorld of Tanksのサテライトスタジオでした。
2016年にウォーゲーミングを離れ、独立スタジオを設立したテイラー氏は、ツイッターで閉鎖についてコメントした。
Wargaming Seattleが閉鎖されると聞いて、本当に残念です。あのスタジオには素晴らしい才能を持った人材がたくさんいました。彼らの幸運を心から祈ります。きっと次の素晴らしい冒険へと旅立つでしょう!
— クリス・テイラー(@DeathBot9)2018年5月24日
このニュースはTwitterでアニメーターのティム・ボレッリ氏によって報じられ、マイケル・ショール氏などのウォーゲーミング従業員によって確認された。
https://twitter.com/Anim8der/status/999365918399516672
ということで、本日Wargaming Seattleは閉店いたしました。チームメイトと共に働き、共に学ぶことができたのは本当に嬉しかったです。何かお力になれることがあれば、遠慮なくご連絡ください。経験豊富なレベルデザイナー、ゲームデザイナー、UXデザイナーをお探しの方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください!
— フォージ・ロード (@MichaelSchorr) 2018年5月23日