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ゴールドマン・サックスはマイクロソフト株を引き上げ、「我々は間違っていた」と認めた

ゴールドマン・サックスはマイクロソフト株を引き上げ、「我々は間違っていた」と認めた

トッド・ビショップ

マイクロソフトウェイ

ウォール街からの珍しい謝罪として、ゴールドマン・サックスのアナリストらは今朝、マイクロソフト株の投資判断を「売り」から「中立」に引き上げ、同社のクラウドコンピューティング事業の明るい兆候により、レドモンドの同社の株価が低い利益予想を覆すであろうことを「評価できなかった」と認めた。

「我々は間違っていた」とゴールドマン・サックスのアナリスト、ヘザー・ベリーニ氏とその同僚は今朝、「間違いを正す」と題する顧客向けメモに記した。

以下はレポートからの抜粋です。

MSFTの推奨を「売り」から「中立」に引き上げます。2013年4月11日に「売り」リストに追加されて以来、MSFTは+84%の上昇を示し、S&Pは+29%となっています。通期予想は着実に縮小しているにもかかわらず、当社は、MSFTのEPS下方修正と、クラウド(Office 365とAzure)への移行に伴う倍率の大幅な上昇が株価に影響を及ぼすことを見過ごしていました。これは誤りでした。平均すると、通期コンセンサスEPS予想は、会計年度開始前の1年間と比較して、2015年度は11%、2016年度は13%低下していますが、その間にMSFTのNTM P/E倍率は10倍から20倍に上昇しています。…

来期の非GAAPベースのEPS予想を引き上げます。これは主に、Office 365とAzureの粗利益率の急拡大によるものです。2017年度および2018年度のEPSコンセンサスは依然として高すぎると考えていますが、クラウドへの移行が順調に進んでいることを踏まえると、株価倍率が圧迫されるとは考えていません。そのため、中立的な評価がより適切であると考えています。

アナリストは12ヶ月後の目標株価を45ドルから57ドルに引き上げました。本稿執筆時点で、マイクロソフトの株価は54.80ドルで、前日比1.6%下落しています。しかし、同社の株価は過去1年間で15%以上、過去2年間で50%近く上昇しています。