
Valveは、Steam上の物議を醸すゲームが「違法または単なる荒らし」でない限り、削除を停止する。
テイラー・ソパー著

ワシントン州ベルビューに本社を置くゲーム会社Valveが本日発表した声明によると、同社は今後、ゲームが「違法、もしくは明らかに荒らし行為」でない限り、Steamゲームマーケットプレイスからゲームを削除しないという。
この発表は、学校での銃乱射事件をシミュレートした物議を醸したゲームを、全国的な抗議を受けてValveが削除してから1週間後に行われた。同社は先月、ゲーム内の成人向けコンテンツについて開発者に警告を発していた。
Valve の幹部 Erik Johnson 氏はブログ投稿で、「Valve がこれを決定するべきではない」と書いている。
「プレイヤーであるなら、どのコンテンツを購入できるか、できないかを私たちが決めるべきではありません」と書かれています。「開発者であるなら、どのコンテンツを作成できるかを私たちが決めるべきではありません。それらの選択はあなた自身が行うべきです。私たちの役割は、あなたが自ら選択できるよう支援するシステムとツールを提供し、あなたが安心して選択できるようお手伝いすることです。」
Valveは、ユーザーが「当社の推奨アルゴリズムを無効にし、興味のないトピックを含むゲームを非表示にする」ことができるツールを作成すると述べた。
「より良いツールが必要なのはプレイヤーだけではありません。物議を醸すコンテンツを作る開発者も、ゲームが存在する限り嫌がらせに遭うべきではありません。私たちは彼らを支援するツールやオプションも構築していきます」とジョンソン氏は書いている。
発表内容の詳細:
「では、これはどういう意味でしょうか? つまり、Steamストアには、あなたが嫌いで、存在すべきではないと思うものが掲載されるということです。あなたが何も意見を持っていないというのでなければ、それは確実に起こります。しかし同時に、あなたがそこに存在するべきだと思っているものもストアに掲載されるでしょう。そして、それを嫌い、存在しないでほしいと思う人もいるでしょう。」
Valve の Steam プラットフォームはゲーム パブリッシャーにとって最大のアウトレットの 1 つになっており、2017 年だけで同プラットフォーム上で 7,672 本のゲームがリリースされたと報告されています。
他のテクノロジー企業も、自社のプラットフォーム上で物議を醸すコンテンツをいかに取り締まるかに苦慮している。YouTubeは昨年、子供向けコンテンツを装った不適切な動画に年齢制限を設ける新たなポリシーを導入した。