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アマゾン、HQ2次候補のオースティンで800人を雇用

アマゾン、HQ2次候補のオースティンで800人を雇用

モニカ・ニッケルズバーグ

オースティンのダウンタウン。(Flickr写真 / Sean Loyless)

アマゾンはテキサス州オースティンで新たに800人の技術者を雇用し、同都市に14万5000平方フィートの新しいオフィスを開設して事業を拡大する。

同社は木曜日、北米全土に展開する17のオフィスの一つであるオースティン・テック・ハブの拡張計画を発表した。アマゾンはシアトルに本社を置き、バージニア州北部に第二本社の建設に着工している。

なぜ重要なのか:オースティンは、テクノロジー界の巨人であるアマゾンの従業員5万人の第2本社の誘致をめぐって各都市が1年かけて競い合う「アマゾンHQ2」の候補都市20のうちの1つだった。

背景:昨年11月、アマゾンはHQ2をバージニア州北部とニューヨーク市に分割すると発表した。数か月後、アマゾンは公選職や活動家からの反対を受け、ニューヨークでのプロジェクトから撤退した。

注目すべきは、学者たちはこの事態を予想していたことだ。リチャード・フロリダ氏のような著名な都市学者は、当初からアマゾンのこのコンテストを「大規模なクラウドソーシングによる企業立地戦略」と呼んでいた。アマゾンが受賞者を発表した際、フロリダ氏はGeekWireに対し、「数ヶ月以内に『マイアミにラテンアメリカ本社を置く。ピッツバーグに大規模な人工知能(AI)と自動運転車施設を置く。…これは常に、単一の本社ではなく、はるかに多くの場所を選定し、調達することを目的としていたのだと思います」と語った。

この町は両者にとって十分な広さがあるだろうか?アマゾンは、この800人のポジションを埋めるために、アップルをはじめとするテクノロジー企業と競争することになるだろう。昨年12月、アップルはオースティンに1万5000人規模のキャンパスを建設する計画を発表した。この計画は、アマゾンのそれよりも明らかに控えめなものだった。