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リアルネットワークス、従業員85名を解雇、さらなる人員削減へ

リアルネットワークス、従業員85名を解雇、さらなる人員削減へ

トリシア・デュリー

ロブ・グレイザー(写真:タイラー・サイプ)
ロブ・グレイザー(写真:タイラー・サイプ)

ロブ・グレイザーは家の掃除に時間を無駄にしていない。

同社は創業者をCEOに再任してから2週間後、本日従業員数を10パーセント削減したと発表した。

リアルネットワークスは本日、全世界で85の人員削減を実施し、従業員数は約765人になったと発表した。シアトルに拠点を置くデジタルメディアのパイオニアである同社は、削減対象となる職種や部門について、主に「レガシー事業」に関連するものであると述べる以外、詳細を明らかにしなかった。

広報担当者に詳細を問い合わせたが、すぐには返答がなかった。

最新情報:グレイザー氏は本日午後、リアルネットワークスの従業員に送付し、その後Facebookにも投稿したメモの中で、レイオフの理由についてより詳しい説明をしました。「リアルネットワークスを従来の事業中心から、新たな成長戦略を軸とした企業へと移行させるのは、困難なプロセスです。移行は時に、私たちが望むほどスムーズに進まないこともあり、今回がまさにその一つです。とはいえ、取締役会、上級経営陣、そして私自身は皆、新たな取り組みが正しい方向に進んでいると確信しています。」

近年、リアルネットワークスは牽引力と利益の獲得に苦戦していたが、グレイザー氏の復帰発表の一環として、同社はユーザー数が500万人を超えた新しいビデオ共有技術「RealPlayer Cloud」を強調した。

リアルネットワークスはSECに提出した文書の中で、9月30日で終了する四半期にこの人員削減に関連して最大200万ドルの費用を計上する予定であると述べた。

今回の人員削減は、ほぼ2年前に発表されたある発表を彷彿とさせる。当時、同社は2段階にわたる人員削減を実施し、従業員数を1,140人から約980人に削減した。第一波では80人が解雇され、3~7ヶ月後に実施される第二波ではさらに80人が解雇される予定だった。さらに同社は長年にわたり、ラプソディのスピンオフなど、人員削減策を講じてきた。ラプソディは現在も45%の株式を保有している。