
バケーションレンタル会社VacasaがIPO準備のため最高法務責任者を雇用
テイラー・ソパー著

ポートランドを拠点とするバケーションレンタル会社 Vacasa は本日、新規株式公開に備えて Lisa Jurinka 氏を新たな最高法務責任者として採用すると発表した。
ジュリンカは以前、EpocratesやCafePressといった企業の株式公開を支援しました。また、Jive Software、そして最近ではInnovariで法務顧問を務めました。
「リサのグローバルな法務経験と上場企業での経験は、Vacasaと当社の将来計画と非常に合致しています」と、VacasaのCEOであるエリック・ブレオン氏は声明で述べています。「リサを迎え入れ、リーダーシップチームを強化できることを大変嬉しく思います。私たちは、今後の大きなチャンスを追求し、世界規模で事業を拡大し続けていきます。」
GeekWire 200で3位にランクインしたVacasaは、「米国最大のバケーションレンタル管理会社」を自称し、マーケティング、料金最適化、予約、ゲストサービス、ハウスキーピング、メンテナンスなど、様々なサービスを提供することで、住宅所有者が物件から収益を上げられるよう支援しています。Vacasaのサイトには、米国22州、ヨーロッパ、中南米、南アフリカにまたがる8,000軒以上のバケーションレンタルが掲載されています。
Vacasaは、2004年のCascade Microtech以来、ポートランドを拠点とする企業としては初のIPOとなる。ワシントン州バンクーバーに拠点を置くnLightは4月に株式を公開した。シアトルを拠点とするSmartsheetやDocuSignといった企業も、今年初めにIPOを実施している。
Vacasaは昨年、この地域で最大規模の資金調達ラウンドを達成し、今年10月にRiverwood Capital、NewSpring、および以前の投資家であるLevel EquityとAssurant Growth Investingから1億300万ドルを調達した。
同社は、時価総額310億ドルのAirbnbや、2015年にエクスペディアに39億ドルで買収されたHomeAwayといったプラットフォームに類似している。ポートランドとボイジーのオフィスで働く従業員に加え、ハウスキーパー、予約担当者、地域マネージャーなど、現場での「現場ベースの役割」に就く従業員は、市場全体で2,000人以上に上る。
AirbnbはIPO候補だったが、上場するかどうかをめぐる社内意見の相違によりウォール街でのデビューが遅れている。
Vacasaは2009年から活動しており、2016年にシリーズAラウンドで4000万ドルを調達して初めて外部投資を受けるまで自力で成長してきた。