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テスラの従業員がアップルの自動車プロジェクトに移籍し、開発に影響が出るとの報道

テスラの従業員がアップルの自動車プロジェクトに移籍し、開発に影響が出るとの報道

モリー・ブラウン

写真はテスラ/モデルSより
写真はテスラ/モデルSより

あなたとテスラの間に立ちはだかるのは、アップルがイーロン・マスクの従業員を引き抜こうとしていることだけかもしれない。

Apple Insiderは、「事情に詳しい情報筋」の話として、テスラの従業員がアップルの極秘自動車プログラム、通称「プロジェクト・タイタン」に携わるために同社を離れており、この人材流出がテスラの予定通りの自動車納入能力に影響を与えていると報じている。

報告書は、テスラを解雇してアップルに移った従業員の数が「大きな影響」を生み出しており、モデルXクロスオーバー、モデルSセダン、そしておそらくは量販モデルであるモデル3の遅れの一因となっている可能性があると指摘している。

「Appleはプロジェクト・タイタンに1,000人もの従業員を投入していると考えられており、その多くはテスラからの転籍者だ」とApple Insiderは報じている。「採用者は生産管理職からシニアエンジニアまで多岐にわたる。」

2月、ブルームバーグビジネスは 、このチェリーピッキングが逆方向に進んでいると報じた。テスラがアップルの従業員を採用しているというのだ。「同社は少なくとも150人のアップル元従業員を採用しており、これは自動車メーカーを含め、他のどの企業よりも多い」と報じた。

マスク氏は当時ブルームバーグ に対し、アップルは「25万ドルの契約金と60%の昇給を提示している」と述べ、「テスラからの採用には非常に力を入れている。しかし、今のところ実際に採用できたのはごくわずかだ」と語った。

なんと、未来の自動車をめぐる競争がヒートアップしている。ロイター通信によると、ポルシェとアウディはテスラに対抗すべく開発中の電気自動車のプロトタイプを発表したばかりで、2018年頃に発売する予定だという。

電気自動車市場ではテスラが依然としてリードしているものの、あのポルシェは最高にカッコいい。ぜひ見てほしい。控えめに言っても、これから面白くなりそうだ。

写真はポルシェ/ミッションEより
写真はポルシェ/ミッションEより