
スマートフォンがライブ音楽や劇場の体験をどのように向上させているか
テイラー・ソパー著

ロックコンサートでもブロードウェイのショーでも、スマートフォン所有者の大多数はライブイベントの前、最中、そして後にデバイスを使用しています。
Interactive Advertising Bureau の新しい調査によると、ライブ エンターテイメント イベントに参加した人の 89% が、チケットの購入やショーの詳細情報の検索などのタスクを何らかの形でスマートフォンを使用して完了したことがあるとわかりました。
「ライブパフォーマンスにおけるモバイル体験は、火のついたライターの画像が映し出されたモバイル画面を振り回すだけのものではなくなったことは明らかです」と、IABモバイルマーケティングセンターオブエクセレンスシニアディレクターのジョー・ラズロ氏は声明で述べています。「ライブエンターテイメントを求める人々は、ショーに行くまでのあらゆる段階でモバイルを活用しているため、マーケターはこの調査で得られた知見に細心の注意を払う必要があります。モバイルへの投資は、満員御礼と失敗の違いを生む可能性があります。」
もちろん、スマートフォンがライブパフォーマンス体験に悪影響を及ぼしていると主張する人もいるでしょう。多くの人がショーそのものよりも写真や動画の撮影に集中しているからです。こちらは1月にCESで行われたマックルモアのプライベートコンサートの様子です。
シアトルのあるスタートアップ企業は、コンサート終了後すぐに音楽ファンが音声・動画コンテンツにアクセスできるようにするサービスを提供しています。ファンはメディアを自分で撮影する必要はありません。200万ドルを調達したばかりのLivelyは、ライブ会場のサウンドボードにiPadを接続することで、バンドにLively Audio Managerをインストールさせ、ミュージシャンがライブ終了後すぐに音声録音をファンに提供できるようにしています。その後、コンサートの映像は4.99ドルから11.99ドルで再販されます。アーティストには新たな収入源が生まれ、音楽ファンには高品質な思い出がいつまでも心に残るものとなります。
シアトルには、ライブイベントにスマートフォンを活用している企業が他にもあります。例えば、Brown Paper Ticketsは最近、モバイルチケットをSMSで共有できる機能を導入しました。このトレンドはスポーツイベントにも当てはまります。シアトル・マリナーズは他のMLBチームと同様に、始球式30分前から座席のアップグレードができるアプリを導入しており、ソーシャルメディアのコンテンツ、コンコースマップ、試合動画、各選手の入場曲情報なども閲覧できます。
IAB の調査から得られたその他の結果は次のとおりです。
- ライブパフォーマンスの情報を得るためのメディアチャネルとして、モバイルはテレビに匹敵するほど好まれている(モバイル 60%、テレビ 53%)
- 41%がコンサートやショーのチケットをモバイルデバイスから直接購入
- 4分の3以上(78%)が、ショーへの旅行を計画するのにモバイルを使用しています。
- 22%がソーシャルアプリ経由でライブパフォーマンスに「チェックイン」
- 約3分の1(31%)が、ショーの前後の計画を立てるためにモバイルを使用しています。