
元Uberエンジニアが率いる開発者生産性スタートアップTemporalが7500万ドルを調達
テイラー・ソパー著

ニュース:企業によるクラウド アプリケーションの作成と実行を支援するシアトルのスタートアップ企業 Temporal が 7,500 万ドルを調達しました。
詳細:ソフトウェア開発がクラウドに移行するにつれ、特にマイクロサービスの活用に伴い、コードのメンテナンスの複雑さは増しています。Temporalのオープンソース・マイクロサービス・オーケストレーション・プラットフォームは、アドホックなシステムに代わるもので、開発者がより多くの時間をコーディングに費やせるようにします。その目的は、スケーラビリティと信頼性の開発に費やす時間を削減することです。Temporalは、Datadog、Descript、Netflix、Snapなど、350社以上の顧客にマネージドサービスを販売することで収益を上げています。
成長:今回の新たな資金調達は、Temporalが1億300万ドルを調達し、評価額が15億ドルに達した1年後に行われました。同社は、前回の資金調達以降、売上高と顧客数が20倍に増加したと述べています。従業員数は120名を超え、現在の評価額は15億ドルを「わずかに上回る」水準です。

背景: 共同創業者のサマー・アバス氏とマキシム・ファティーフ氏は、以前Uberで共に働き、Cadenceと呼ばれる社内向けオープンソースオーケストレーションエンジンの開発に携わりました。このアイデアが評価され、Temporalを設立するきっかけとなりました。ファティーフ氏は以前、Amazon、Microsoft、Googleで勤務していました。アバス氏もMicrosoftとAmazonで勤務していました。
資金調達:同社は今回の資金調達ラウンドを「シリーズB-Prime」と呼んでいます。Greenoaksは新規投資家です。過去の出資者には、Amplify Partners、Index Ventures、Sequoia Capital、Madrona、Addition Venturesが名を連ねています。これまでの資金調達総額は2億ドルを超えています。