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GMがロボタクシー事業から撤退、マイクロソフトはクルーズへの投資で8億ドルの損失を計上

GMがロボタクシー事業から撤退、マイクロソフトはクルーズへの投資で8億ドルの損失を計上

トッド・ビショップ

GMは今週、クルーズ・ロボタクシー事業の展開を中止すると発表した。(クルーズ写真)

ゼネラルモーターズが自動運転戦略の転換の一環としてクルーズ・ロボタクシー事業への資金提供を停止すると発表したことを受けて、マイクロソフトはクルーズ・ロボタクシー事業への投資で8億ドルの損失を計上することになる。

ワシントン州レドモンドに本社を置くこのテクノロジー大手は、今週の年次株主総会の投票結果を報告する証券取引委員会への提出書類の末尾で、水曜日の午後にこの告発を明らかにした。

この費用により、12月31日までの四半期の同社の1株当たり利益は予想外の9セント減少することになる。ウォール街のアナリストは、マイクロソフトがこの四半期に1株当たり3.14ドルの利益を報告すると予想していた。

マイクロソフトは2021年、自動運転車向けのハードウェア、ソフトウェア、クラウド分野における両社間のより大規模な戦略的パートナーシップの一環として、Cruiseへの投資を発表しました。当時、マイクロソフトはGM、ホンダ、そして機関投資家とともに、Cruiseへの20億ドルの新規投資を行いました。

GMはクルーズの約90%を所有しています。元マイクロソフト幹部のマーク・ウィッテン氏が今年初めにクルーズのCEOに就任しました。

同自動車メーカーは今週、クルーズと社内チームを統合し、自動運転および運転支援技術の開発に向けて統一的な取り組みを行うと発表した。

GMは発表の中で、「GMの資本配分の優先事項に従い、事業拡大には相当の時間とリソースが必要であり、ロボタクシー市場も競争が激化していることから、GMはクルーズのロボタクシー開発事業への資金提供を停止する」と述べた。

競合には、アルファベット傘下のウェイモ(全米展開中)や、イーロン・マスク氏のテスラがサイバーキャブ・サービスを開発中である。アマゾンも自動運転配車サービス「Zoox」で競合している。