
調査:クラウド顧客の半数が複数のクラウドを利用
トム・クレイジット著

クラウド コンピューティングは、企業のビジネス アプリケーションをサポートするのに十分なインフラストラクチャを導入するプロセスを簡素化するはずでしたが、企業が複数のクラウド ベンダーを採用し、複数のクラウド サービスを管理しようとするにつれて、プロセスは複雑になっています。
これは、CloudifyとIOD Cloud Tech Researchが火曜日に発表した、技術専門家を対象とした最近の調査結果によるものです。回答者の半数は現在、複数のクラウドベンダーの施設でワークロードを実行しており、そのほとんどがマルチクラウド戦略の一環としてAmazon Web ServicesとAzureを利用しています。
興味深いことに、回答者は、プライベートクラウドや縮小傾向にあるパブリッククラウドを運用する、苦境に立たされているオープンソース・クラウド・ソフトウェアであるOpenStackを、AWSと同程度の頻度で運用していると回答しました。これは、大企業が数年前にOpenStackにプライベートクラウドへの投資を行ったことを示唆しています。従業員500人未満の企業ではAWSがOpenStackをはるかに上回っていましたが、従業員5,000人以上の企業ではOpenStackがAWSを上回っていました。
では、これらの複数のクラウドをどのように管理すればよいのでしょうか?コンテナは最も人気の高い回答で、回答者の26.6%が最も興味深い新興エンタープライズテクノロジーとしてコンテナを挙げています。マイクロサービスは20.1%でこれに続きました。サーバーレステクノロジーはリストのかなり下位に位置付けられ、この新興テクノロジーの利用に関心があると回答した回答者はわずか10.7%でした。
回答者は、クラウド移行の主な理由として、運用効率とビジネスイノベーションの機会を挙げており、従来の答えであるコスト削減は、かなり下位に留まっています。クラウドユーザーは、クラウドコンピューティングが必ずしも安定した予測可能なワークロードを実行するための最も費用対効果の高い方法ではないという事実に気づき始めているようです。しかし、サーバーレス技術が成熟するにつれて、企業がベンダーに秒単位で請求できるようになることで、この方程式が変化する可能性があります。
CloudifyとIOD Cloud Technologies Researchは、企業規模を問わず均等に分布する約700名の技術専門家を対象に調査を実施しました。ただし、対象企業のほとんどは、何らかの形でテクノロジー事業に携わっていました。ご希望であれば、メールアドレスをご提供いただければ、こちらからアンケートのコピーをお送りいたします。