
データ分析スタートアップのContext Relevantが、Madrona、Bloombergなどから700万ドルのシリーズA資金調達を獲得
ジョン・クック著

Context Relevant は新たに 700 万ドルの資金を調達しました。シアトルに本社を置く同社はこの資金を、高度な分析ソフトウェアの継続的な開発に使用します。
このラウンドの投資家には、マドロナ・ベンチャー・グループに加え、ブルームバーグ・ベータやポール・アレンのバルカンといった新規投資家も含まれています。シアトルのエンジェル投資家、ジェフ・エントレス氏も多額の投資を行いました。
今回の新たな資金調達は、昨年秋に実施した150万ドルの資金調達に続くもので、この資金調達では、コンカー・テクノロジーズへのソフトウェア提供契約を締結したことも発表されている。現在約20名の従業員を擁するコンテクスト・レレバントは、旅行・金融サービス分野の顧客に製品を販売している。
CEOのスティーブン・パープラ氏は、このソフトウェアにより、これまで手作業で行われていたデータサイエンスの自動化が可能になると述べた。
「これは現在実践されている技術よりも大幅に高速です」とプルプラ氏は語る。「投資家の方々が興奮し、反応しているのは、私たちが非常に複雑なタスクをこなし、専門家でさえ苦労するような優れた結果を出すことができるということを示すことで、着実に成果を上げているからです。」
プルプラ氏は、一例として、このソフトウェアはウォール街のデリバティブの価値を既存の技術よりもはるかに速く計算できると述べた。
Context Relevantソフトウェアのエンタープライズ向け価格は、1人あたり約5万ドルから始まります。高額に思えるかもしれませんが、ビジネスインテリジェンスとデータ分析は今、IT業界で大流行しています。(Tableau Softwareの価値が30億ドルを超えている理由の一つです。)
Tableauについて、プルプラ氏は、同社が顧客のデータ分析を支援する上で「素晴らしい仕事をしてきた」と述べた。Context Relevantは、Tableauのようなシステムにプラグインし、いわば「アドオン」として、ツールを使用する人々がさらなる洞察を得ることで、より賢く活用できるようにしたいと考えている。
「これは、視覚化や集計、要約に重点を置いていた過去の多くの(ビジネス インテリジェンス)ツールとは異なる」と同氏は語った。