
ウォルマート、スターバックス、ジップカーなどのiPhoneアプリを開発したモバイル開発会社を買収
ジョン・クック著
これまでスターバックス、Amazon.com、Zipcar、民主党全国委員会向けのアプリを開発してきたポートランドの小さなモバイルアプリケーション開発会社、Small Society が、ウォルマートに非公開価格で買収された。
この買収は、シアトルのモバイルアプリ開発会社 Ubermind がコンサルティング大手 Deloitte に買収されたという先週の報道に続くものである。
モバイルアプリ開発は今まさに注目を集めています。他の案件が生まれても驚きません。
ウォルマート・ラボのアナンド・ラジャラマン氏はブログ投稿で、スモール・ソサエティの買収は人材、製品、顧客を重視したものだと指摘した。
「スモール ソサエティの創設者たちと知り合うにつれ、彼らのモバイル プラットフォームに対する理解、優れた製品を開発する情熱、小売業界におけるモバイル独自の可能性に対する認識に感銘を受けました」とラジャラマン氏は語ります。
興味深いことに、Ubermindはウォルマートの最大の実店舗ライバルの一つであるTargetのiPadおよびiPhoneアプリの開発元です。(シアトルとデンバーに約200人の従業員を抱える、はるかに規模の大きいUbermindにも目を付けていたのでしょうか?)Small Societyのチームは、巨大小売企業のテクノロジーおよびインキュベーション部門であるWalmart Labsの既存オフィスであるポートランドに留まります。
実際、ウォルマートは本日の発言の中で、モバイルアプリ開発の拠点としてのポートランドの重要性を指摘しました。
「ポートランド?」とおっしゃるかもしれませんが、そう、ポートランドです!2011年4月にSet Direction社を買収した当時、同社の従業員の一人はポートランドを拠点とする優秀なiOS開発者でした。それ以来、この地域でさらに数名の優秀な開発者を採用してきました。ポートランドオフィスは、ここシリコンバレーの他のチームと緊密に連携し、ウォルマートのグローバル事業全体にワールドクラスのエクスペリエンスを提供していきます。
ウォルマートが、小売業者最大のライバルの一つであるアマゾンとスモール・ソサエティの関係をどう扱うかは不明だ。モバイルアプリ開発会社であるスモール・ソサエティは昨年、Amazon.comのiPhone向けAmazonゴールドボックス・セールアプリの開発を支援した。
[The Silicon Florist ブログの Rick Turoczy 氏に感謝します]