
マイクロソフト、Dockerとの提携で初のWindows Server Containerプレビューをリリース
トッド・ビショップ著
これはMicrosoftのクロスプラットフォームのトリックとしてどうでしょう?先日開催されたDockerConカンファレンスで、Microsoft AzureのCTOであるマーク・ルッシノビッチ氏が、Mac上でVisual Studioツールを使用してハイブリッドLinux/Windowsアプリケーションを実行し、最終的にMicrosoft Azure、Linux、およびWindows仮想マシンにアプリケーションを展開する機能を実演しました。

これは、Microsoftの最新の開発ツールとコンテナ技術によって実現できることの一例です。コンテナ技術は、アプリとその実行に必要なコンポーネントを、簡単に導入できるパッケージにまとめます。コンテナはLinuxで誕生し、Microsoftはコンテナ技術プラットフォームDockerと協力し、Windowsにコンテナを導入してきました。
本日、MicrosoftはDockerとのパートナーシップの一環として、Windows Server Containersの最初のパブリックプレビューをリリースします。さらに、開発者はWindows上でDockerツールチェーンを利用できるようになり、LinuxとWindows環境間の一貫性が確保されるとMicrosoftは述べています。
マイクロソフトの従来のアプローチ、つまりLinuxやオープンソース技術をWindowsの脅威とみなす姿勢を考えると、これは5年前でさえほとんど信じ難いシナリオだったでしょう。同社のオープンソース技術に対する新たな姿勢は、CEOのサティア・ナデラ氏の下で加速しています。
「今のマイクロソフトは5年前とは大きく違います」と、ルシノビッチ氏は今週GeekWireとのインタビューで語った。「世界は大きく変わりました。オープンソースコミュニティとのこのコラボレーションは…顧客のいる場所でニーズに応え、使いたい時に使いたいテクノロジーを選べる選択肢を提供します。」
新しい Windows Server Container テクノロジのプレビューは、来年中にリリースされる予定の Windows Server 2016 および System Center 2016 の 3 番目のテクニカル プレビューの一部です。