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Oculus VRがベルビューのバーチャルリアリティ研究ラボに何を計画しているか

Oculus VRがベルビューのバーチャルリアリティ研究ラボに何を計画しているか

ブレア・ハンリー・フランク

ブレンダン・アイリブ
ブレンダン・アイリブ

本日ニューヨークで開催されたTechCrunch Disruptカンファレンスでのインタビューの中で、Oculus VRの共同創業者兼CEOのブレンダン・アイリブ氏は、同社がベルビューのエンジニアリング・研究オフィスに大きな計画を持っていると語った。

同社のOculus Rift仮想現実ヘッドセットや仮想現実全般に対する人々の関心を高めるために、ベルビュー大学のチームは大学や学生と協力し、将来の仮想現実技術を構築する任務を負うことになる。

アイリブ氏によれば、これは人気のある動きになるだろうと考えている。

「これはオタクの楽園とメタバースの最後のフロンティアのようなものだ」と彼は言った。「ですから、今後10年ほどで最も研究される分野の一つになると思います。この研究グループができた今、私たちはできるだけ早く学校との連携を始めています。」

Oculus Rift 開発キット 2このオフィスは、ベルビューを拠点とするゲーム開発会社Valve Softwareで仮想現実の開発に携わっていたが、Oculusに移籍するために同社を去った元社員、アトマン・ビンストック氏とマイケル・アブラシュ氏の2人が指揮を執ることになる。

アイリブ氏は、同社ではさらに優秀なエンジニアをオフィスに採用することにも取り組んでいると述べた。

Oculusが計画を遂行するためには、こうした研究が鍵となるだろう。アイリブ氏は、今年初めに20億ドルでOculusを買収する計画を発表したFacebookと、巨大な仮想世界の構築に取り組むという将来像を描いている。

「これは、10億人をVRに送り込むMMOになる予定です」と彼は語った。

もちろん、同社はいくつかのハードルに直面している。現在、OculusのCTOであり『DOOM』の共同制作者であるジョン・カーマック氏の元雇用主であるゼニマックスから、Oculusによる知的財産権侵害を理由に法的措置を取られている。ゼニマックスはOculusによる知的財産権侵害を強く否定している。VR企業はこれらの主張を強く否定している。