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オンプレミスサーバー向けマイクロソフトの「Azure Stack」は従量課金制のクラウド価格モデルを採用する

オンプレミスサーバー向けマイクロソフトの「Azure Stack」は従量課金制のクラウド価格モデルを採用する

トッド・ビショップ

Microsoft Azure 担当副社長の Julia White 氏が Microsoft Ignite 2016 で講演 (写真: GeekWire/Kevin Lisota)

マイクロソフトは今朝、​​Azure Stack ハイブリッド テクノロジの 3 番目のテクニカル プレビューをリリースしました。これにより、企業や開発者は、マイクロソフトのデータ センターではなく、自らが購入して所有するサーバー上で同社のクラウド コンピューティング プラットフォームのバージョンを実行できるようになります。

同社はこの新しいプレビューで、この新製品の計画されているビジネス モデルも発表し、オンプレミスであっても、通常の Azure の価格設定の仕組みをほぼ反映し、顧客がサービスを利用するたびに支払いができるようになっていると述べています。

「Azureと基本的に同じです。初期費用は不要です。従量課金モデルです」と、Microsoftのクラウド事業担当コーポレートバイスプレジデント、ジュリア・ホワイト氏はGeekWireとのインタビューで述べています。「Azure Stackのサービスを利用すると、パブリッククラウドでAzureを使っているのと同じようにメーターが回ります。」

マイクロソフト エンタープライズ クラウド グループのテクニカル フェローであるジェフリー スノーバー氏は今朝の投稿で、お客様が自社サーバーを運用していることを反映し、Azure パブリック クラウドよりも低価格になると述べました。さらに、「お客様が計測情報を Azure に送信できない場合のために、システム内のコア数に基づいた固定価格の『キャパシティ モデル』もご用意しています」と付け加えました。

Azure Stack は、レドモンドに本社を置く Microsoft 社の大企業顧客を惹きつけるエンタープライズ テクノロジーの強みを活かし、Amazon Web Services や Google Cloud Platform などのライバル企業との差別化を図る最新の取り組みです。

同社は、今年半ばに予定されている一般提供開始まで、現在のテクニカルプレビューの更新を継続すると述べている。Azure Stackは、Dell EMC、HPE、Lenovo、そして最終的にはCiscoの専用ハードウェアで利用可能になる予定だ。

バグ修正やその他の改善に加えて、Microsoft が今朝詳細を明らかにしたテクニカル プレビューの新機能のリストを以下に示します。

  • 切断されたシナリオ向けに ADFS で展開する
  • スケールアウト ワークロードに Azure Virtual Machine Scale Sets を使い始める
  • Azure Marketplace からコンテンツをシンジケートして、Azure Stack で利用できるようにします。
  • Azure D シリーズの VM サイズを使用する
  • Azure と一貫性のある一時ディスクを使用してテンプレートを展開および作成します
  • 隔離された管理者ポータルの強化されたセキュリティで安心
  • IaaS および PaaS 機能の改善を活用する
  • アラートの改善など、強化されたインフラストラクチャ管理機能を使用する

前回:マイクロソフトはAzure Stackが当初少数のサーバーでしか動作しない理由を説明した