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マイクロソフトのブラッド・スミス氏がウェブコンテンツとデジタル広告収入をめぐり再びグーグルを追及

マイクロソフトのブラッド・スミス氏がウェブコンテンツとデジタル広告収入をめぐり再びグーグルを追及

カート・シュロッサー

マイクロソフト社長ブラッド・スミス氏。(GeekWireファイル写真/ケビン・リソタ)

マイクロソフト社長ブラッド・スミス氏はグーグルとの戦いをまだ終わらせていない。

スミス氏は先月議会での証言で中断した発言を再開し、水曜日のブルームバーグTVとのインタビューで、グーグルはオープンウェブの概念を傷つけており、「コンテンツ制作者が広告で実際に生計を立てる機会から、根本的に酸素を奪っている」と述べた。

スミス氏の最新の批判は、グーグルがオーストラリアからの撤退を示唆したことを受けて、マイクロソフトがグーグルとオーストラリア政府間の紛争に初めて介入してからほぼ3か月後に出された。グーグルは、検索結果やニュースフィードに表示されるコンテンツについて、大手テクノロジー企業にオーストラリアの出版社や放送局と支払い交渉を義務付けることを目的とした新法案に反対していた。

スミス氏は、米国でもそのような法律は活用できると述べた。また、3月12日に行われた下院司法小委員会の公聴会で、報道機関にテクノロジー企業との集団交渉の権限を与える「ジャーナリズム競争保護法(JCPA)」への支持を表明した。

グーグルは当時、マイクロソフトは「ライバルを攻撃し、自社の利益になる規制を求めてロビー活動するという、いつものやり方に戻っている」と述べた。

スミス氏は水曜日のブルームバーグのインタビューでも、この主張を続け、2005年に米国の報道機関が広告売上で500億ドル近くを獲得したが、それが140億ドルにまで落ち込んだと述べた。

「その金はどこへ消えたのか?」とスミス氏は問いかけ、アルファベットの最新の利益と450億ドルのデジタル広告費を言及して答えた。

「グーグルが根本的にやったことは、ウェブを再設計し再構築することだ。広告ベースのコンテンツから収益を得たいなら、グーグルのツールを使い、グーグルに金を払い、グーグルの取引所を通じて行わなければならないようにした」とスミス氏は付け加えた。