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マイクロソフト、iPad、Android向けOfficeのリリースを求める圧力高まる

マイクロソフト、iPad、Android向けOfficeのリリースを求める圧力高まる

トッド・ビショップ

オフィスマイクロソフトは、AppleとAndroidデバイス向けの主力生産性スイートのリリースを本当に待つ余裕があるのだろうか? マイクロソフトのWindows 8がタブレット市場でなかなか浸透せず、iPadが成長を続ける中、アナリストや投資家の間では、この疑問がますます高まっている。

これに新たに加わったのは、バリューアクト社のCEO、ジェフリー・ウベン氏だ。彼は昨日、マイクロソフト株を20億ドル近く保有していることを明らかにした。ウベン氏はマイクロソフトの戦略変更を公に訴えるつもりはないと述べたものの、ロイター通信によると、同氏は昨日のカンファレンスで「マイクロソフトは最も収益性の高い製品であるOfficeをWindows以外でもより広く利用できるようにすべきだ」と述べたという。

先週のマイクロソフトの収益報告後の顧客向けメモで、野村リサーチの長年のマイクロソフトアナリストであるリック・シャーランド氏は次のように述べています…

Android ベースのノートパソコン (Chromebook) や iOS および Android タブレットが Office に代わる選択肢を提供しつつあり、Microsoft がこれらのデバイス向けの Office のリリースを待ち、おそらく Windows フランチャイズを守ろうとしているのを見るのは気まずいものです。一方で、新しい世代のユーザーや、PC とタブレットの両方の陣営にまたがるユーザーの間で、Office の代替品が市場で人気を集めています。…

我々は、Microsoft が Windows を独立させ、クロスプラットフォームで Office の機会を追求することを提唱していますが、今年中にそれが実現するとは予想しておらず、Microsoft の遅延が長引けば長引くほど機会が減っていくと考えています。

マイクロソフトがiPad向けOfficeスイートのネイティブ版を開発中との噂は以前からあったが、iOS版OneNoteのような限定アプリ以外、公式に計画を表明したことはない。ZDNetのメアリー・ジョー・フォーリー氏は2週間前、iOSとAndroid向けのOfficeのサポートは2014年秋に予定されていると報じた。