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アマゾンはプライム会員特典にライブスポーツを含める意向だと報じられている

アマゾンはプライム会員特典にライブスポーツを含める意向だと報じられている

テイラー・ソパー

アマゾン本社ツアー - サウスレイクユニオン

Amazon の次のプライム会員特典は、スポーツのライブストリーミング視聴になるかもしれない。

ウォール・ストリート・ジャーナルは月曜日、アマゾンがNFL、NBA、MLBなどのリーグやその他いくつかのリーグと試合の生中継権について交渉中であると報じた。

Amazonがスポーツのライブストリーミング配信を狙っているという事実は、目新しいものではない。しかし、ウォール・ストリート・ジャーナルは注目すべき情報を報じた。Amazonは、年額99ドル、または月額8.99ドルのプライム会員に「プレミアム限定スポーツパッケージ」を提供する可能性があるというのだ。

Amazonは、複数のスポーツのストリーミング配信権を様々なレベルで模索している。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、AmazonはNBAのリーグパス・ストリーミングサービスの独占ライセンス取得を希望している。また、UnivisionやESPNといった従来の放送局に対し、彼らが所有しながらテレビ放映されていないコンテンツの取得を打診しているという。

アマゾンが入札した今シーズンのツイッターとNFLのストリーミング提携のような契約以外では、今後数年間に及ぶ既存のテレビ契約を考えると、アマゾンがトップリーグと何かを行うのは難しいだろう。

しかしウォール・ストリート・ジャーナルは、アマゾンがまずスポーツの「ロングテール」、つまりラクロスや体操といったあまり人気のない競技から事業を始める可能性があると指摘した。アマゾンは、自社のeコマースマーケットプレイスを通じて、スポーツに特化した商品を視聴者に提供することで収益を上げる可能性がある。例えば、体操のコンテンツを視聴している視聴者に体操用具を販売するといった具合だ。

アマゾンのスポーツ放映権事業を率いるのは、5月にアマゾンの「Amazon Video Channels」スポーツ部門の責任者として入社したジェームズ・デロレンゾ氏だ。デロレンゾ氏はデジタルメディアのベテランで、CBSやタイム誌傘下のスポーツ・イラストレイテッドで幹部職を歴任し、120 Sportsのデジタルベンチャー立ち上げにも尽力した。

アマゾンはすでにスポーツ番組に参入している。アリゾナ・カーディナルスが昨シーズン、NFCチャンピオンシップゲームに進出するまでを追ったシリーズ「オール・オア・ナッシング」は、今夏アマゾン・ビデオで初公開された。

アマゾンは7月、2016年下半期の動画コンテンツへの支出を前年同期比で倍増させる計画を発表した。アマゾンのCFO、ブライアン・ オルサフスキー氏は、アマゾンオリジナルの新作テレビ番組や映画の顧客への提供を「昨年比でほぼ3倍に増やす」と付け加えた。 

動画サービスを世界規模で拡大する準備を進めているAmazonは、動画コンテンツを活用してプライム会員の獲得に努めています。AmazonのCEO、ジェフ・ベゾス氏は株主への年次書簡の中で、Amazonのオリジナル番組が「プライム会員の原動力となっている」と述べました。

「これらの番組は顧客にとって素晴らしいものであり、プライムの収益源となっている。プライム・ビデオを視聴するプライム会員は、無料トライアルから有料会員に移行する可能性が高く、年間サブスクリプションを更新する可能性も高くなる」とベゾス氏は記した。