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アップルが電気ミニバンでテスラに対抗する準備を進めていると報道

アップルが電気ミニバンでテスラに対抗する準備を進めていると報道

ブレア・ハンリー・フランク

アップルイベントロゴ新たな報道によると、Apple はミニバンで電気自動車市場に参入する可能性があるとのこと。

ウォール・ストリート・ジャーナルは本日、同社が数百人の人員を擁し、コードネーム「タイタン」のプロジェクトに取り組んでいると報じた。これは同社にとって電気自動車分野への初進出となる。事情に詳しい匿名の情報筋によると、現時点ではタイタンはミニバンに似た外観だという。

報道によると、AppleのCEOティム・クック氏は1年以上前にこのプロジェクトを承認した。彼は、元フォードのエンジニアで、iPhoneとiPodのチームを率いたApple製品デザインチームのバイスプレジデントであるスティーブ・ザデスキー氏に、このプロジェクトの開発を指揮させるよう指示した。この報道は、Appleがメルセデス・ベンツの米国研究開発研究所の元所長であるヨハン・ユングヴィルト氏を自動車開発プロジェクトに採用したというフィナンシャル・タイムズの報道に基づいている。

ビジネス・インサイダーの報道によると、同社はテスラとも人材獲得競争を繰り広げており、イーロン・マスク氏の電気自動車会社から50人のエンジニアを引き抜いたという。

自動車の製造に関しては、Apple幹部がオーストリアに飛び、マグナ・シュタイアーを含む高級車を製造する契約メーカーと会談したと報じられている。Appleは自社工場をほとんど所有しておらず、Titanの製造についてはより経験豊富な自動車メーカーと提携する可能性が高いと思われる。

これらはすべて、AppleがCarPlayを発表してから1年以上後に起こった。CarPlayは、iOSインターフェースをユーザーのiPhoneから車のダッシュボードまで拡張するものだ。現在、様々な車種やサードパーティ製のヘッドユニットで動作するこのソフトウェアは、Apple独自の車内体験の基盤となる可能性がある。

もちろん、この車が実現しない可能性もある。Appleは興味深いアイデアを思いついて(特許まで取得して)も、実際には製品化されないことがある。たとえAppleが実際に車を市場に出すことを決めたとしても、そのプロジェクトについて何か発表されるまでにはおそらく何年もかかるだろう。