Watch

ビル・ゲイツ氏ら投資家がカイメタの衛星アンテナ事業に6200万ドルを投資

ビル・ゲイツ氏ら投資家がカイメタの衛星アンテナ事業に6200万ドルを投資

アラン・ボイル

画像: カイメタアンテナ
Kymeta社のフラットパネルアンテナは、メタマテリアルを活用して、幅広いスペクトルの衛星からの信号を拾います。(クレジット: Kymeta)

マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が支援するレドモンドに拠点を置く衛星アンテナベンチャー企業カイメタ社は、陸、空、海での一連の新たな取り組みを支援するため、6,200万ドルのシリーズD資金調達ラウンドを完了したと発表した。

「新たなパートナーシップ、スマートアンテナの展開、今後の顧客獲得のマイルストーン、そして業界の話題の高まりにより、カイメタは私が待ちきれない未来を発明し、実現しています」と、ラックス・キャピタルの取締役兼投資家のジョシュ・ウルフ氏は、本日の資本流入を発表するプレスリリースで述べた。

最新ラウンドの出資者には、LuxとGatesに加え、Kresge FoundationとOsage University Partnersが含まれており、両社は以前にもKymetaに投資を行っている。Kymetaによると、「現時点では非公開の戦略的パートナー」からの投資もあるという。

Kymetaは、mTennaフラットパネル衛星アンテナ技術において、既に多くの戦略的パートナーと提携しています。Kymetaのシステムに搭載されるLCDアレイに関しては、シャープと提携しています。また、Intelsatとは、自動車向け路上衛星アクセスを含む次世代衛星アプリケーションの開発で契約を締結しています。さらに先週、同社はパナソニック アビオニクスと共同で、現在の大型アンテナよりも容易に船舶と衛星を接続できるフラットパネルシステムを開発中であることを発表しました。

では、次は何だろうか?KymetaのCEO、Nathan Kundtz氏はGeekWireに対し、今後さらに多くのことが起こるだろうと語った。

「こうしたアプリケーションは、予想もしなかったさまざまな場所で登場しています」と彼は語った。

クンツ氏によると、今回の資金調達ラウンドにより、設立3年のスタートアップ企業への株式投資総額は1億2400万ドルに達したという。これにはカイメタのパートナー企業からの事業は含まれていない。「結局のところ、これはかなり良いビジネスです」とクンツ氏は語った。