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Salesforceがクラウドベースのチャットとコメント機能を備えた共有ドキュメントアプリケーションQuipを買収

Salesforceがクラウドベースのチャットとコメント機能を備えた共有ドキュメントアプリケーションQuipを買収

ダン・リッチマン

Quip MacBook Proのスクリーンショット
Quip を使用してスプレッドシート内でインタラクティブなコメント機能を実現しているスクリーンショット。(Quip 経由)

顧客関係管理(CRM)大手のセールスフォース・ドットコムは本日、サンフランシスコに拠点を置くクラウドベースのドキュメント管理および共同執筆ツールを開発するQuipを買収すると発表した。SalesforceがSECに提出した書類によると、買収額は約5億8,200万ドルの株式で支払われる予定だが、TechCrunchは買収額を7億5,000万ドルと推定している。この買収により、Quipは完全子会社となる。

Quip は、いくつかの点で Microsoft Word や Google Docs の競合製品ですが、同社の Web サイトによると、アクティブなドキュメントの管理、すべてのドキュメントへのチャットやコメントの組み込みが可能で、オンライン、タブレット、iOS および Android フォンで 12 の言語で使用できます。

「Salesforceの一員となることで、私たちはより迅速にサービスを拡大し、世界中の何百万人もの人々にリーチできるようになります」とQuipは述べています。「SalesforceとQuipはソフトウェアに関して同じ哲学を共有しています。それは、クラウド上で動作し、モバイル時代に合わせて構築され、本質的にソーシャルであるべきだということです。」

同サイトによると、Quipの共同創業者であるブレット・テイラー氏は、FacebookのCTOであり、Googleマップの共同開発者でもある。共同創業者のケビン・ギブス氏は、Googleでエンジニアリング部門を率いていた。彼らは2012年にQuipを設立し、現在約40名のチームを擁し、2回の資金調達ラウンドで4,500万ドルを調達している。