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新たなケーブル大手:チャーター社はタイム・ワーナーとの550億ドルの契約でコムキャストに対抗する

新たなケーブル大手:チャーター社はタイム・ワーナーとの550億ドルの契約でコムキャストに対抗する

トッド・ビショップ

チャーター
画像: チャーター・コミュニケーションズ

チャーター・コミュニケーションズは本日、コムキャストによるタイム・ワーナー買収の450億ドルの入札が失敗に終わったことを受け、タイム・ワーナー・ケーブルを550億ドル(負債を含めると約790億ドル)で買収する契約を締結したと発表した。

ブライトハウス・ネットワークス買収の別途合意と併せて、タイム・ワーナーの買収により、チャーターの米国顧客数は約2,300万人に増加します。これは、コムキャストの2,700万人を大きく上回ります。規制当局は、チャーターがコムキャストの強力なライバルとなりつつあり、圧倒的な市場リーダーを生み出すわけではないため、コムキャストとタイム・ワーナーの買収よりも、この買収を好意的に評価する可能性が高いでしょう。

「当社の事業範囲が拡大することで、より高速なインターネット、最先端のビデオ体験、フル機能の音声製品を、非常に競争力のある価格で迅速に導入できるようになります」と、チャーター・コミュニケーションズの社長兼CEO、トム・ラトレッジ氏は今朝、この取引を発表するニュースリリースで述べた。

さらに、公共の場における競争力の高い新たな施設ベースのWiFiネットワークのさらなる展開と、大規模、中小企業のビジネスサービス市場へのサービス提供を目的とした光ネットワークの施設規模拡大を通じて、競争をさらに促進していきます。」

ケーブルテレビ会社が、新世代のコードカッター(契約解除者)の台頭を背景に、オンライン動画サービスとの競争激化に直面している中で、今回の統合が実現した。タイム・ワーナーとチャーターは、米国のケーブル・ブロードバンド市場において合計約34%のシェアを占めているが、コムキャストは42%にとどまっている。

チャーター社はかつてマイクロソフトの共同創業者であるポール・アレン氏が経営していたが、現在はリバティ・メディアのジョン・マローン氏が経営している。